1.スウェーデンの集団免疫戦略は危うい賭け? 日本に住む限りにおいては当たり前のことですが、侵略戦争などの非道徳的なことは除いては、日本の法律に従い日本政府の方針に従うべきでしょう。今般の新型コロナウイルスに関することにおいても、それは同様のことだと思います。いったん「接触8割削減」とやり始めたことを、自粛政策に反対だからと言って自分勝手なことをしてしまっては、大きな無駄につながる危険性もあるからです。ひとり一人が政府の方針に従い、積極的に協力すべきことだと思います。 いっぽうでスウェーデンのように緊急事態宣言や戒厳令を発令することなく、国民には最小限の要請にとどめて、あとは国民の良心に任せている国もあります。ゆるやかなかたちで国民に、新型コロナウイルスに対する集団免疫を獲得させるという方式です。これは一時イギリスのジョンソン首相が提唱して実行しようとしたものの、反対勢力におされて断念した方法と同じ方法です。 一時的には感染者数や死者数が上昇するものの、きわめて短い期間で新型コロナ騒動を終わらせることが見込まれると言われています。また経済への打撃も、最小限にとどめることができます。こういった議論をすると「新型コロナによる多数の死者がでてもいいのか!」といった反論と、それに対して「経済悪化による死者ならよいのか?」といった、感情的な論争にもなってしまいます。この記事ではこういった、非生産的で感情的な議論は、述べないことと致します。 「不謹慎者!」とのお叱りを受けるかもしれませんが、私は自粛によるコロナ対策には反対です。集団免疫論の是非は別として、スエーデンのように健常者の新型コロナウイルス感染先延ばしをしない方式が本来あるべき姿だと思い、今年3月時点では日本もそうすべきであったと考えます。理由は下記の通りです。 @新型コロナウイルスも生態系の一部 A栄養摂取の質の低下 B新型コロナウイルスも人類の健康に寄与する可能性 C平成21年度の肺炎による死者は11万人 D不確かな情報とデマで形成された世論に基づく E近いうちに同様のことが生じれば同様の自粛は不可能 まず@の「新型コロナウイルスも生態系の一部」についてですが、たとえばメダカの生息数が激減してきたと報告を受けたため、環境省はメダカを絶滅危惧種に指定しました。最大の目的は、生態系が崩れることへの懸念です。この時点で「コロナと人畜無害のメダカを比較するな」とのお叱りを受けそうなので、羆(ヒグマ)に例えを変更します。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、1915年に北海道にて羆による凄惨な事故が発生しました。いわゆる「三毛別羆事件19」で、8人もの道民が犠牲となりました。 羆はヒトを捕えたら、まず命を奪います。お腹が減ったからちょっとだけかじらせてくれといった容赦など、まってくしてくれません。にもかかわらず日本政府は、羆を皆殺しにするどころか逆に保護するなどして、人間との共存の方針をとっています。新型コロナウイルスの場合は、一時的にヒトに寄生するだけです。もちろん身体の抵抗力のない方であれば命にかかわりますが、基本的には死に至らしめる類のウイルスではありません。 もちろん私は新型コロナウイルスの回し者ではありませんが、必要以上に新型コロナウイルスを悪者扱いをしているのではと感じます。政府要人もよく新型コロナウイルスのことを「敵」だとか「悪」と称していますが、私はこれは大きな誤りだと思います。生態系の一部として人類も存在する以上は、強い個体にならねば生き残れません。そのためには日頃より厚生労働省が推奨/勧告しているような、適正な食事や運動が必要です。それをさぼってきて抵抗力が落ちてししまったため、新型コロナウイルスに耐え切れないケースが増えてきているのではないでしょうか。その証拠が日本での、生活習慣病の蔓延です。 弊社は時々百貨店さん等でタラソテラピー化粧品の実演販売などをさせて頂いておりますが、その際には多くのお客様とスキンケアに関することだけでなく、健康面に関するお話をお客様から頂戴することがしばしばです。失礼ながら、なかには驚くほど不健康ともいえるような、お客様もいらっしゃいます。まともな食事はほとんどしなくとも、健康食品やサプリメントで補えるとお信じの方もいらっしゃいます。イチバン恐ろしく思ったのは、日々の不摂生を補う目的で、お子様にもサプリメントを摂取させているママさえも! 読者様もご存知かと思いますが、多くのサプリメントや健康食品には「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、栄養のバランスを」といった文言が記載されています。これは厚生労働省の指導によるもので、日々の食事による栄養摂取を、サプリ等では補えないという警告文です。あくまでもサプリメントは文字通り、日々の食事による栄養摂取では補えない栄養素を、ピンポイントで補うものです。こういったデタラメな不摂生を含む誤った生活習慣が、イチバンの「敵」であり「悪」ではないでしょうか・・・。 これは取引先のフランスの方からおよそ15年前に聞いたお話ですが、ジャンクフードがフランスで蔓延していて、このままではたいへんなことになると、大きな社会問題化していたそうです。そのレベルについてはアメリカ並みかどうかはわかりませんが、改善はなかなか難しいようでした。当時のその懸念が今回の新型コロナのパンデミックで、不幸にも具現化してしまったともいえるでしょう。 Aの「栄養摂取の質の低下」ですが、まず一部の小学生のお子さんが、栄養失調に陥る危険性があります。ご存知の方が多いと思いますが、平日の3度の食事のうちでまともな食事が、学校給食だけというお子様が少なくないということです。休校となれば給食を食することができず、新型コロナ菌に感染した場合に、耐えることができないことが懸念されます。 また緊急事態宣言発令下では、とくに日本で働く100万人以上の外国人労働者の多くが、充分な収入を得ることができなくなります。日本の物価は高いということで切り詰めすぎ、日頃よりまともに栄養摂取できていない方は、少なくないと言われています。それ以上に切り詰めないといけないわけですから、ほんとうに危険な状態といえるでしょう。もちろん日本人の非正規労働者の方々の、栄養摂取状況も気がかりです。致死率の高い感染者となってしまう、危険性があります。 Bの「新型コロナウイルスも人類の健康に寄与する可能性」に関してですが、私はまだ「新型」に感染した経験があるか否かはわからない(既に少なからずの人が新型の免疫を獲得済みという見方もある)ため、「旧型コロナウイルス」に置き換えて述べたいと思います。コロナウィルスに感染して発病すると、いわゆる「風邪」という状態となります。場合によっては高熱を発するため、もちろん注意は必要でしょう。 しかし身体さえ丈夫であれば、身体に大きな爪痕を残すことなく治癒します。そして治癒した時の体調は発病前よりも良いという方は、決して少なくないのです。端的な表現をすれば、「台風一過」という言葉が当てはまるでしょう。高熱を発することにより、それまで発生していたがん細胞が消滅することもあるでしょう。また人体の中で足を引っ張っていた雑菌が、高熱で死滅してしまう場合もあるでしょう。決して風邪をひくことは、マイナスだけではないのです。 私自身は身体が丈夫なせいか、なかなか風邪をひきません。ですから冗談抜きで、たまには風邪をひきたいと思っています。さっさと40℃ぐらいまで体温を上げてしまえば、風邪は長引くことなく治癒します。周囲にかける迷惑も最小限にとどめて、身体はリフレッシュできるわけです。もちろん体温を下げる薬剤は、一切使用しません。このようにコロナウイルスは人類と、共存してきたのではないでしょうか。もし旧型コロナウイルスが絶滅するようなことがあれば、人類が大打撃を受ける可能性があると考えます。 Cの「平成21年度の肺炎による死者は11万人」に関してですが、厚生労働省の平成21年度の死因に関する情報によるものです。もちろん平成21年には、緊急事態宣言などは発令されていません。至って通常の、経済活動や生活がなされていました。日本で新型コロナで亡くなった方は、2020年4月29日時点で389人です。大きくバランスを欠いているのではと感じるのは、私だけでしょうか・・・。 この資料によれば、死因の第1位は悪性新生物(ガン)であり、2位は心疾患、3位は脳血管疾患、そして4位の肺炎と続きます。私がイチバン危惧するのは長引く自粛生活により、2位と3位の循環器疾患が大幅に増えるのではということです。東日本大震災直後では、心不全や急性冠症候群や脳卒中などの循環器疾患を原因とする、二次災害を経験しております。しかし現在の方策では、とくにお年寄りを屋内に押し込めるだけで、運動量を奪わない代替案が、何ら示されていないわけです。 このままでは同じ過ちを起こすのではと、私は大いに危惧しておりますが、政府は故意に高齢者の孤独死を意図しているのではと疑う方もおられるようです。すなわち、高齢者が静かに孤独死してくれて新型コロナウイルスの宿主にならなければ、感染を少しでも抑えることができるからです。その場合は新型コロナ関連死としてカウントされずに、死因は脳卒中や心筋梗塞がとってかわるだけです。 Dの「不確かな情報とフェイクニュースで形成された世論に基づく」ことについてですが、2020年3月になってからは、イタリアでの新型コロナウィルスの大流行と多くの方が亡くなられたといった情報が、数多く流れるようになりました。不幸にして亡くなられた方の年齢層や生活環境などは殆ど伝えられることなく、とにかく恐ろしい未知の伝染病といったイメージだけが、一人歩きしていたような状況でした。そこに大手スポーツ新聞社(朝日新聞系列)が「志村けんさん死去 コロナ肺炎 70歳 持病なし」とデマを流したものだから、一気に不安が爆発しました。健康な人でもいったん感染したら、たちまち重篤化して死に至る恐ろしいウイルスだと、事実に反する認識が形成されてしまったわけです。 そのため恐怖にかられた多くの国民により、「政府は何をやっている。出入国をすぐに封鎖してでも、コロナ流入を止めよ。」といった、ややヒステリックな世論が形成されました。またそれだけでなく、「こんなことになったのは中国人のせいだ。中国人を皆殺しに!」といった殺人教唆行為までも! このタイミングで東京都知事が「ロックダウン」といった横文字を使用したことから、必要以上の有事意識が国民が持つようになり、買占めなどの騒動にもつながったようです。そしてこれに引きずられるようにとうとう日本政府は、緊急事態宣言発令に至ったように見受けられます。太平洋戦争開戦時と同じく、伝統的に日本政府は一部の例外を除いて、世論には逆らうことができません。 イタリアでのコロナ関連で亡くなられた方の平均年齢は、およそ80才ということが後々わかってきています。そのうえイタリアでは不摂生による、ヨウ素欠乏症が蔓延しています。志村けんさんに関しては、肝臓疾患があったうえに、医師からとめられていた飲酒を続けるだけでなく、まともに睡眠をとっていなかったことがわかっています。要するに新型コロナの恐怖を煽るために、人の死さえも利用されてしまったということです。緊急事態宣言発令に至るか否かは別として、正しく形成された世論に基づいて決定されるべきです。今回の緊急事態宣言発令に至ったプロセスには、明らかに間違いがあるといえるでしょう。 Eの「近いうちに同様のことが生じれば同様の自粛は不可能」についてですが、ウイルスというものは変異します。この先2カ月後か3カ月後に緊急事態宣言が解除された後に、新型コロナウイルスが更なる進化を遂げて同様の被害をもたらすのであれば、どう対処できるのでしょうか。近いうちに変異しない確証など、どこにもありません。もし変異すれば、もはや経済的に行き詰まっていることから、再度の緊急事態宣言発令などはできないでしょう。太平洋戦争開戦に至るまでには、危うい前提が作り出されました。 スェーデン方式を「賭け」だと非難する方が少なくないようですが、じつは日本が実践している方法のほうが、ずっと大きな「賭け」であるともいえます。言い換えれば、「運任せ」ということです。私がスェーデンのような国策を支持する理由は、以上のとおりです。 スェーデンがとる新型コロナ対策はよく、集団免疫戦略と表現されます。もちろんその思想自体は否定しませんが、別の見方をすれば、「コロナウィルスとの共生」とも言えると思います。人類とこれまでともに生存してきたわけですから、これからも付かず離れず先も共に生きていこうというものです。ご存知の方が多いと思いますが、無菌状態ではヒトは免疫機能に異常が生じると言われています。つまり殺傷能力の低い比較的穏やかなウィルスや菌と、共存すべきということです。 このようにしてスウェーデンでは多くの方が、一旦免疫を獲得してしまうわけですから、世界に新型コロナの第二波、第三波がきてもびくともしないでしょう。また新々型コロナウイルスに変異したとしても、国民の大多数が新型コロナウイルスに感染して免疫をアップデートさせているスウエーデンでは、被害が小さくなることが考えられます。 いっぽう新型コロナウイルスとの隔離政策をとっている日本は、緊急事態宣言解除後も第二波、第三波を気にしなければなりません。今回の緊急事態宣言発令によって感染の抑え込みに成功したとしても、結局は第二波、第三波による被害が大きくなるだけでしょう。今まで風邪のワクチンができなかったことを考えれば、新型コロナウイルスに対応できるワクチンなど、まずできないでしょう。仮にワクチンが近いうちに開発されたとしても、もちろんすべての方が摂取できるわけでなく、また安全性も不確定です。 また、もし大多数の国民が新型ウイルスの免疫を獲得していないうちに、新々型コロナウイルスが誕生した場合は、大変な事態が想定されるのではないでしょうか。変異の幅が狭ければある程度の免疫力は有効とされていますが、変異の差が大きくなれば免疫力の有効性の低下が見込まれます。いずれかのタイミングでコロナウィルスに対する免疫を、アップデートしておく必要があると思われます。 そう簡単に後戻りできない新型コロナ対策を、すでに日本はとってしまっています。多くのお年寄り/ご高齢者はお散歩さえも禁じられ、屋内に隔離されて体力が低下してしまっていているでしょう。運動施設の利用休止に伴い、本来なら免疫力の高いスポーツマンの免疫力も落ちてしまているでしょう。また収入減によって、栄養摂取の質も低下してしまっているでしょう。自粛が開始された3月時点よりも、体力的に新型コロナウイルスに対する抵抗力が確実に落ちていると考えるのが妥当でしょう。ですから日本では今すぐにスウェーデン方式を実行すると、3月時点よりも危険ということになります。今は政府の方針に従い、一人ひとりが接触8割減を実行すべきでしょう。 ( 2020年5月2日付けココログ記事より転載 他の関連ブログ記事 アメブロ / はてな / Blogger ) 2.米国での多くの犠牲者が生活習慣病患者 米国の新型コロナ死者、基本的な健康状態が関連か アザー厚生長官 アザー米厚生長官は17日、新型コロナウイルス感染による米国内の死者数が9万人に迫る現状について、国民の基本的な健康状態が関係しているとの見方を示し、特に黒人層のリスクが高くなっていると指摘した。アザー氏はCNNとのインタビューで米国民の多様性に言及し、基本的な健康状態に格差があるのは問題だと指摘した。これに対して司会者が、米国で死者が多いのは他国に比べて国民が不健康だからという意味かと質問すると、アザー氏は「そういう意味ではない」と主張。一方で、肥満や高血圧、糖尿病など、あらゆる病気のリスクを高めるような「併存症」が一部の層に偏っていると強調した。 (2020年5月18日付けCNNニュース ) 我々国民にとってイチバン欲しい情報は、このニュースのような内容だと思います。日本ではこういった有益な情報を報じることなく、逆にデマさえ新聞社は流します。 実際にはシリアスな肝臓疾患をお持ちであった志村けんさんの死に関して朝日新聞系列のスポーツ紙は「志村けんさんには持病なかった」とし、東京都知事は「新型コロナウイルスの恐ろしさを届けてくれた」と誤ったメッセージを発しました。今回のコロナでお亡くなりになった他の有名人として岡江久美子さんがおられますが、やはり乳がんや心臓疾患の持病があったとされています。 今回の新型コロナウイルス感染拡大防止に関する国の方針、すなわち緊急事態宣言がまだ発令中の都道府県での自粛や、やや疑問の多い「新しい生活様式」にはもちろん従うべきでしょうが、これがすべてではないと私は思います。これらの政策は「感染の先送り」でしかない可能性が高いからです。新型コロナウイルスから逃げ回っていても、何も解決しないと思います。このニュースはまさに、このことを示しているのではないでしょうか。 20世紀の終盤に「成人病」という言葉は「生活習慣病」に改められましたが、肥満症や高血圧症や高コレステロール血症などに陥ると、いまだに「成人病」だと思っている方が少なくありません。薬で治せばよいと、信じて疑わないのです。しかし実際には、性飼う習慣病を唯一改善・治癒する方法は、食事等の生活を見直すしかないわけです。改善されないのは、ご本人の努力が足りないことが起因する可能性が高いということです。 経済協力開発機構(OECD)が2017年5月31日に発表した国別肥満率のデータによれば、米国(アメリカ合衆国)は38.2%、ヨーロッパ各国のほとんどが概ね20%超え、韓国は5.3%、日本は3.7%です。男性より女性のほうが、肥満の傾向があるとされています。韓国は人口あたりに対する新型コロナ関連死者数の少なさでは、先進国と新興国のなかでは今や日本を抜いてトップクラスです。モバイル情報を駆使してコロナ封じ込めに成功したとよく評されていますが、原因はそれだけではないと思います。感染者は電車での移動もあったわけですから、それなりにコロナウイルスを拡散しているはずです。 韓国の工場の社員食堂やショッピングセンターのフードコートへ行ってみると、とにかく韓国の方々は男女ともよく食べます。大雑把な言い方になりますが、平均的日本人の1.5〜2倍程度でしょうか・・・。しかも質も高く、日本の食事が粗末に見えてくるほどです。その割には街中では、とくに若い女性は太った方をあまり見かけません。とにかくエネルギッシュで、男女ともに声がたいへん大きいです。冬ソナのチュンサンとユジンのような物静かな会話は、一般出来ではないでしょう。 別の記事にて述べましたが、韓国は日本の食用海藻文化を取り入れて、日本と同じくヨウ素(ヨード)摂取がしっかりできているたった2つの国です。(ユニセフ発表による) 韓国国内で時折クラスター発生していることから、それなりにコロナウイルスは活動しているはずです。韓国では自粛も解いてほぼ平常に戻していることから、日本の全国的な緊急事態宣言解除後の、模範的なモデルとなるでしょう。 日本の場合はマスコミや一部の首長のデマや誤ったメッセージにより、新型コロナウイルスに対する過剰な恐怖心が国民に植え付けられ、ロックダウンを含む封鎖政策を望む世論に傾いた結果、緊急事態宣言発令に至りました。韓国ではそのようなことがあったとは聞いておらず、政府は冷静な対策をとったようです。それが日本と韓国の政策の、大きな違いでしょう。最後になりますが、冒頭の記事は生活習慣病等の疾病に陥っていなければ、新型肺炎の重篤化や死亡の可能性が低いことを示唆していることに、他ならないでしょう。 ( 2020年5月20日付けココログ記事より転載 他の関連ブログ記事 アメブロ / はてな / Blogger ) 3.生活習慣病対策が本当のコロナ対策!? 新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が全国的に解除されて、1ヶ月以上経過しました。新型コロナウイルス関連死者数は、約1万人のようです。ご不幸にしてお亡くなりになられた方々には、ご冥福をお祈りいたします。 我が国で新型コロナ対策の中心的役割を担っていた専門家会議では、日本だけで42万人死亡すると警鐘をならしていましたが、そこまでの事態に至らずよかったと思います。というよりは、やはり騒ぎすぎ(危険性を煽り過ぎ)であったのではと、私は思います。 たとえばお亡くなりになられた有名人は、重度の基礎疾患/持病をお持ちになっていた方ばかりです。代表的な事例は志村けんさんに関することで、大手新聞社系列のスポーツ紙が「志村けんさんに持病なし」とデマ報道したり、東京都知事が「コロナウイルスの危険性についてしっかりメッセージを皆さんに届けてくださった。」といったフェイクメッセージを発信した為、一気に日本でコロナに対する過剰な恐怖心が高まりました。 「爆発的感染」だとか「ロックダウン」などの言葉は、もちろん警戒心や問題意識を高める意味では有効であるかもしれません。しかしこれらの言葉は上記のデマやフェイクメッセージと絡み合い、完全にヒステリックな世論を築き上げました。大きな間違いでしょう。 そのため緊急事態宣言を発令すべきではないという政府与党の方針が、デマやフェイクメッセージで高揚した世論で歪められ、先般の緊急事態宣言に至ったわけです。正しい情報によって正しい世論が形成された結果の、緊急事態宣言でなかった点は、大問題といえるでしょう。 この緊急事態宣言発令の結果恐れていたコロナ破綻が、そろそろ本格化してきているようです。自粛生活がもたらした不景気による企業の倒産は、秋まで続くと言われていています。令和元年〜今年初めのの失業率は2%台ですが、すぐにでも4%台に達し、最終的には6%台以上になるのではとも言われています。 失業率が1%上昇すると、自殺者が約4000人増えると言われていますので、政府による早急な対策が必要でしょう。しかしながら単に金銭的な援助では解決できないという、たいへん難しい対応が予想されます。 お話を有名人のことに戻しますが、たとえ高齢者が新型コロナウイルスに感染しても、元気な方であれば回復するという事実がみえてきます。つまりCOVID-19は、もちろん程度の差はあるかもしれませんが、単なる風邪とたいして変わらない可能性が高いということです。このあたりについて政府はまだ総括をしていないようですが、第2波、第3波が本格化するまでには、スタンスを決めておく必要があるでしょう。 1996年に厚生労働省は、「成人病」という呼称を「生活習慣病」という名称に改めました。成人病とは、糖尿病や高血圧や肥満症といった病気は成人だったら誰でもなるといった誤解を与えます。これらの病気は食生活などの生活習慣を改善することで、予防することも改善することも可能です。この厚生労働省の大切なアドバイスをまもっていれば、コロナは恐れるに足りないのではないでしょうか。あてにならないワクチンよりも、もっとも優先すべきことだと思います。 四方を海に囲まれた日本人は、海藻をふんだんに使用した和食を摂取することにより、健康な身体を維持してきました。海藻に含まれるヨウ素(ヨード)は代謝を高め、体温を高く維持します。そのためか日本人の体温は、欧米人よりも1℃程度高いとも言われています。体温が高ければ、当然ながら免疫力は高くなります。一人ひとりが健康増進に努めることが、イチバンのコロナ対策ではないでしょうか。 ( 2020年6月30日付けココログ記事より転載 他の関連ブログ記事 アメブロ / はてな / Blogger ) 4.隔離保護すべきは感染者ではなく身体的弱者 そもそも先般の新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言発令とは、政府の意図は別として、当た前に考えれば、新型コロナウィルス感染の先延ばしです。宣言を解除すれば新型コロナウイルス感染者が増えることは、最初からわかっていたことだと思います。コロナ患者が再び増え始めたから、再度飲食店に営業自粛や営業時間短縮を要請しても、もはや納得できるものではないでしょう。このような事態がいつ収束するといった、何の見通しやビジョンが伴わないからです。 上述のように、先ごろの緊急事態宣言は、正しいプロセスを経て発令されてものではありません。志村けんさんがお亡くなりになられた際に、朝日新聞系列のスポーツ紙が「志村けんさん持病なし」とデマを流し、有名お笑いタレントが「新型コロナはロシアンルーレット」だと恐怖を煽り、東京都知事が「爆発的感染」「ロックダウン」といったフレーズともに志村けんの死に関して誤ったフェイクメッセージを流した結果、世論が一気にヒステリックになったためです。 食生活を含めてデタラメな生活をしていなければ、人体はそうやすやすとコロナウイルスに負けるはずなどないでしょう。不幸にも多くの死者を出してしまったアメリカは、言わずと知れたジャンクフード天国です。意外と知られていないようですが、同じく多くの死者を出したフランスも同様です。日頃から厚生労働省の言いつけをまもり、生活習慣病(旧成人病)予防の食生活をおくっていれば、まず大丈夫のはずなのです。その証拠に、健康な有名人やスポーツ選手の、コロナ関連死の訃報などは聞いたことがありません。 いつか新型コロナウイルスに感染するのであれば、早めに感染しておくべきでしょう。そして隔離すべき対象者は、感染者にすべきではありません。隔離保護すべきは、お年寄りや基礎疾患・持病をお持ちの、抵抗力の低い方々です。ですから現在の政策とは、まったく逆です。比較的健康な多くの方が感染して免疫を獲得すれば、一定時期が経過した後は、身体的弱者の方々への防波堤となれます。もっとも、すでに大半の日本人は、新型コロナウイルスの免疫を獲得済みといった説もあるようですが・・・。ですから最近の「感染者狩り」などは、まったくナンセンスな野蛮な所業といえるでしょう。 最悪のシナリオは、日本の社会も日本人の体力も疲弊したタイミングで、新型コロナウイルスが日本全土に遅いかかることです。寒さで抵抗力を失いがちで、ウィルスの活動が活発となる冬季が、要注意ともいえるでしょう。身体の抵抗力を失ったことのなる方はご存知だと思いますが、抵抗力/免疫力が低下するとは非常に恐ろしいことです。通常では身体に悪さをしない「日和見菌」と言われる雑菌でさえも、身体を蝕み始めるのです。身体が正常時には跳ね返せる、たかが新型コロナウイルスであっても、身体の免疫力が低下していれば致命的な事態に至るかもしれません。 予測されていたように7月より、コロナ関連倒産が増えてきています。残念なことに、この冬に向けて、倒産件数は激増すると言われています。それにつれて、失業者の急増も! 悲しいことに自殺者急増も予測されています。そして少なからずの方々の収入を得る道が断たれて、まともな栄養摂取ができない危険性も高まるでしょう。おまけに地球規模の蝗害(バッタによる作物被害)により、近い将来食品は高騰することも予測されます。とくに栄養摂取が重要な、妊婦さんが気がかりです。 テレビ出演しているお医者さんと、いわゆる「町のお医者さん」が言われることが、だんだん乖離してきています。テレビのお医者さんは新型コロナを特別なウイルスと表現しますが、少なからずの町のお医者さんは「2〜3年たてば旧型風邪ウイルスの仲間入り」と言われているようです。またテレビではさかんにワクチンの開発などと言われていますが、今までウイルスの変異が激しい風邪のワクチンなどできなかったのに、まずできるはずなどないでしょう。少なくとも私の周囲では、ワクチンが開発できることなど、信じている人はいません。 結局はスウェーデンと同じ方策、すなわち当初政府与党が決定していた政策をとらなければ、コロナ収束はあり得ないではないでしょうか。日本の賢いご先祖様が集大成された和食を啓蒙して、生活習慣病を予防・改善することが、何よりのコロナ対策と考えます。 なお別編の記事では、昆布1〜2g/日摂取をコロナ対策としておすすめしておりますが、この量で充分足ります。昆布は決して、多量に摂取すべきではありません。別の記事で書いたことですが、NHKが人気番組の「ためしてガッテン」や「あさイチ」で、30gもの多量の昆布を使用した昆布水(昆布うまみドリンク)の飲用を、ドライマウス対策や新型コロナウイルス感染予防に推奨していますが、これはたいへん危険です。とくに女性は甲状腺がん発症の危険性が高まりますので、口内をゆすぐだけにしましょう。コロナよりガンのほうが、よほど恐いです。 ( 2020年8月5日付けココログ記事より転載 他の関連ブログ記事 アメブロ / はてな / Blogger )