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アルガアイ流 新型コロナ論
第1部 ヒステリックな世論が国政を歪める危険性
【前置き】
今般の新型コロナウイルス感染症/新型肺炎によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔み申し上げますとともに、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。また感染拡大防止にご尽力されている医療関係者をはじめとした多くの皆さまに心から感謝申し上げます。一日も早い感染拡大の早期収束を、心より願っております。
まずお断りをさせて頂きますが、当記事は政府の政策を後押しすることや、反対に批判することを目的としたものではありません。新型肺炎・新型コロナウィルスを取り巻く環境下で、今何が起きているか、また何が問題なのかを、多角的に検証するために書きました。記事の価値を高めるために、他のサイトで書かれていることは、できるだけ書かないように心がけようと思います。
ひとつのページではテキスト数が多すぎるため、下記のように7部に分割し、それぞれにページを設けたいと思います。
第1部 ヒステリックな世論が国政を歪める危険性
第2部
ヨウ素摂取が感染・重篤化を防ぐ可能性
第3部
AlgaI流コロナ対策 免疫力を低下させない
第4部
AlgaI流コロナ対策 その他・迷惑行為等
第5部
マスクの必要性と不足を引き起こした犯人
第6部
COVID-19 ほんとうは風邪と大差ない?
第7部
和食啓蒙が効果的なコロナ対策!
第8部
ワクチン接種の是非を考える努力義務!
第1部の目次は、下記のとおりです。
【もくじ】
1.
いきすぎた「不謹慎狩り」による混乱
2.
「非国民」は令和の御代では「不謹慎」に!
3.
志村さんには持病がなかったとするデマ報道
4.
ヘイトスピーチや殺人教唆の取り締まりが急務!
5.
ストレス対策を置き去りにしてはならない!
6.
デマで危険性を煽った新聞社の賭け麻雀問題
【以下本文】
1.
いきすぎた「不謹慎狩り」による混乱
非常識きわまりない!!
あなたみたいな人をモラルがないっていうのよ!
これは私の知人がある女性から、ヒステリックに浴びせられた非難の言葉です。知人は趣味と健康維持を兼ねて、スポーツ(球技)をこれまで欠かさず行ってきました。そのため日々のストレス発散もでき、また風邪やインフルエンザなどにも感染しにくい、とても健康的な体質を維持していました。
今般の政府主導による新型コロナウィルス感染症の拡大防止方針に沿い、公共施設では体育館だけでなく屋外の利用も休止する自治体もりますが、換気のよい体育館や屋外施設は感染の危険性が低いとして利用を許可する自治体もあります。知人がその女性に「すべて自粛していたら逆効果。いざという時には新型コロナウィルスを跳ね返せる体力をつけておくことも大事。」との旨の発言をその女性にしたところ、冒頭の非難の言葉が発せられたわけです。
知人によればその女性はいわゆるメタボ(肥満体気味)で、スポーツなどはしない生活習慣とのこと。知人はその非難の言葉に不本意さを感じながらも、何を話してもその女性が受け入れる状況でないと判断したため、あえてその女性には反論しなかったようでが、概ね下記のような思いがあったようです。
メタボで低体温の体質であれば病原菌に侵されやすく、宿主(病原菌の協力者)となって周囲の人に病原菌をばらまく。
そのような迷惑を他の人にかけたくない意味もあり、食事も含めて日頃から健康体を維持するように心がけている。
自らの体型や健康をコントロールできない人に、「モラルがない!」などと言われたくない。
日頃からスポーツ等で身体を鍛えている人は、エネルギー産生能力に優れています。たとえば風邪をひいた場合は、白血球やキラーT細胞の活動が活発となると同時に、ウィルスを殺すために体温が上昇しますが、身体能力が高ければ悪寒などで難なく一気に体温を40℃程度まで上げることができます。「熱がある」こと自体をマイナスに捉えがちですが、発熱はウィルスや菌を駆逐するための大事な免疫活動。ですから治癒も早い為、周囲への迷惑も最小限に抑えることが可能となります。しかしスポーツを自粛して体力が低下すれば、一気に免疫力が低下する危険性があります。
ちなみに鳥インフルエンザが怖いとされるのは、通常の宿主が鳥類であるため。スズメなどの空を飛ぶことができる体温は42℃程度、飛べないニワトリはそれよりも低いとされています。もしヒトが鳥インフルエンザにかかったとすれば、熱でウィルスを殺すにはかなりの困難を要します。逆から言えば、鳥インフルエンザウィルスにとってはヒトの体温は低すぎるため、ヒトには感染しにくいともいえるでしょう。
ここでお断りをさせて頂きますが、この記事は太り気味またはぽっちゃり体型の方々を、非難したり中傷することを目的としたものではありません。企業によっては、喫煙者や肥満気味の方は自らをも制御できないのだから、まともな仕事なんかできるはずがないと採用しない主義をとっている場合があるようです。しかしこの記事にて問題としている対象は、「いきすぎた不謹慎狩り」です。インターネット上では「不謹慎厨」とも揶揄されているようですが、私はすべての「不謹慎」という言葉を発する方を、不謹慎厨だと言っているわけではありません。
屋外であれば感染のリスクも低く利用者の健康維持に役立つと、政府の方針から大きく外れない程度に自治体が判断。それを利用しただけの何の落ち度もない知人が、人格否定されたわけです。このような不条理なことは、全国的に起こっているようです。
(ここ迄
2020年4月4日付けココログ記事
より転載
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)
2.
「非国民」は令和の御代では「不謹慎」に!
私が知る限りでは、このような全国的規模の「不謹慎狩り」は、戦前・戦中(第二次世界大戦)以来のことでしょう。反戦を唱えるだけで憲兵に捕まり投獄され虐殺された、まさに暗黒の時代てす。公共の場で少しでも政府の意に反する行動や言動をすれば、「非国民」「売国奴」「国賊」といった、ヒステリックな言葉を浴びせられました。だから恐くて、思ったことは何も言えないわけです。これらはいわば人を不幸に導く殺し文句であり、現代の日本では決して使うべきではないでしょう。その言葉は今「不謹慎!」と置き換わり、当たり前のように日本全土で溢れています。
第二次世界大戦直後の連合国による占領統治時期を除いて、明治・大正の御代以来の日本では、強いリーダーシップを伴った政府は僅かな例外を除いて、はほとんど存在しません。厳しい言い方をすれば「迎合主義」、下世話な言い方をすれば「人気取り」ということです。だから国民がパニックになって危うい世論が生成されると、政府の方針も危うくなります。
わが国の連合艦隊は世界最強のバルチック艦隊を全滅させた!
神風が吹くので日本は負けない!!
一人ひとりの国民が作り出した戦意高揚に逆らうことができず、時の為政者は間違った開戦を決断してしまったわけです。日中国交正常化時に中国は、もちろん日本の国力を借りて経済発展したいといった下心はあったとは思うが、「日本国民も為政者の犠牲」との旨の寛大な姿勢をとったことに、当時の日本人は大いに感謝しました。(このようなことを書けば「中国びいき」かと感情的な反論をかいそうだが、是々非々で書いているだけ。今の中国の非民主的な政策やデタラメさを、擁護しているわけではない。)
そのこともあり我々日本人は同様の過ちを、ぜったいに繰り返してはならないと思います。だから一人ひとりが政府の方針を鵜呑みにせず、チェック機能を働かせて監視しなければならないでしょう。政府方針に逆らえという意味でありません。
その意味で、一見政府の方針と違う考え方を「不謹慎!」とヒステリックに非難する前に、違った考えを理解しようとする努力が必要ではないでしょうか。むやみやたらに「不謹慎」という方は、失礼ながら完全に思考が停止していると思われます。未知のウィルスを目の当たりにして、どの政策が正しくてどれが間違っているなどと、判断することは非常に困難でしょう。
感染拡大を防いで死亡者数を抑えるために、単に不要不急の外出を国民に求めるだけではなく、ロックダウン(都市封鎖)すべきという意見があります。いっぽう少数派ではありますが、緊急事態宣言を発令したり徹底した自粛を国民に要請すると大恐慌を招き、桁違いの死者数が懸念されるという考え方も存在します。倒産に追い込まれたことによる経営者の自殺、収入を得れずに悲観しての自殺、また満足な食事をすることができずに栄養失調に陥るだけでなく餓死することなど。少ない例ではありますが、悲しいことに日本には餓死が存在します。
そしてもうひとつは自粛ムードによるストレスです。今年2月26日の第14回新型コロナウイルス感染症対策本部で、安倍総理は2週間だけの自粛を国民に要請しました。しかし自粛期間は延長され、先行きがまったく見えない。期限が設定された我慢であれば我慢(自粛)はできるでしょうが、出口がわからない我慢は困難であり、多くのストレスを与えます。このストレスが前項の、「不謹慎狩り」として爆発したのではないでしょうか・・・。
(ここ迄
2020年4月5日付けココログ記事
より転載
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3.
志村さんには持病がなかったとするデマ報道
志村けんさんは高度成長期に突如として現れた、偉大な大スターです。途中からドリフターズに参画し、「東村山音頭」であっという間にトップメンバーに上り詰めました。ですから志村さんの入院から早すぎる死にショックを受けた、昭和生まれの方は少なくないでしょう。
今回の志村さんがお亡くなりなられるまでのことを、
2020年4月2日付けマイクロソフト記事(女性セブン(小学館系列)2020年4月16日号よりの出典)
は下記のように報じています。
「重症化のスピードが異様に速く、たった数時間で、それまで話ができていた患者が、どんどん酸素が足りなくなり、「人工呼吸器」が必要だと思ったら、すでに「人工心肺装置」をつけないと助からない状況に陥っている。それが目の前で一気に起こるので、ものすごく怖い──。そう語ったのは、感染者の治療に最前線で当たっている国際感染症センターの大曲貴夫センター長だ(3月25日の都庁会見)
本来であればこの記事には、大曲貴夫センター長さんの発言内容は必要などありません。すなわち、明らかに意図的に、志村けんさんがお亡くなりになるまでの状況とを結び付けてけています。まるで持病/基礎疾患がない志村けんさんが、あっという間にお亡くなりになられたといった表現です。
また
2020年3月30日10時13分付け日刊スポーツニュース(朝日新聞系列)
では、「志村けんさん死去 コロナ肺炎 70歳 持病なし」と報道されました。
しかし実際には志村けんさんは肝臓障害等の、さまざまな疾病でお悩みであったとされています。主原因は過度な飲酒を伴う夜遊びとされています。その証拠となるのは
2018年10月16日付けの琉球新報の記事
です。すでに志村さんは肝臓障害を患っておられ、医師からの禁酒の指導を受けていました。掲載されている志村さんの表情をご覧になれば、すでにやつれ切った表情のようです。
また
スポーツニッポン(毎日新聞系列)3月26日5時58分付けの記事
では、「志村けん「重症化」の背景 休肝日なく朝まで酒を飲んで仕事 4年前禁煙するまで1日60本以上のタバコ」と題され、志村さんの度を越した夜遊び好きが紹介されています。
もうおわかりのように、マスコミにおける意図的な情報操作が始まっているようです。最初の2つの記事だけを読めば、新型コロナウィルスは健康体でも一気に身体を蝕むような、逃げ場のない恐ろしいウィルスと聞こえます。しかし後の2つの記事を読めば、新型コロナウィルスに対する恐怖心よりも、だれも志村さんの無茶な行動を制止することができなかったのだろうかと、非常に残念な気持ちになってきます。
このようなフェイクニュースを流して必要以上の恐怖をあおれば、当然ながら行き過ぎた「不謹慎狩り」を勢いづかせることとなります。人の死について偽りを書いてまでも政争の具として利用すること自体が、「不謹慎」と思うは、私だけでしょうか・・・。志村けんさんのご冥福を、心よりお祈りいたしますい。
もうひとつ大事な点は、大手新聞社の子会社(スポーツ新聞社)がデマを流布している点です。当たり前のことですが、子会社は親会社の意向に従います。戦前・戦中にあれだけの大罪を犯した大手新聞会社は、まったく反省していないようです。発行部数を増やして荒稼ぎをするために、国民の戦意を煽るような好戦的な内容を新聞に書きまくりました。その結果国民の戦意高揚が頂点に達し、日本の当時の指導者が押し切られて戦争に突入。そして開戦後は当時の政府と結託してフェイクニュースを流しまくり、多くの国民や世界の人々の尊い命を奪い去りました。
憲法には第21条の「知る権利」として保証されているだけで明確に規定されていないものの、報道機関/マスコミは立法・司法・行政の三権に次ぐ第4の権力として、国民の安全と健全な国家の存続に不可欠とされています低俗な雑誌は別として、大手新聞社が第二次大戦以来このようなデマを流すような状況は、あきらかに正常とはいえないでしょう。世の中がおかしくなりつつあるので、流されないように情報選択には充分気を付けるべきでしょう。なおこのデマがきっかけとなり、ヘイトスピーチ/ヘイトクライムはるかにとおりこして、「中国人皆殺し」といった殺人教唆までに発展しているようです。
(ここ迄
2020年4月6日付けココログ記事
より転載
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4.
ヘイトスピーチや殺人教唆の取り締まりが急務
今イチバン懸念されることは、このストレスが単なる言葉の暴力にとどまらず、直接行動に発展することです。単なるヘイトスピーチにとどまらず、「中国人を皆殺しにせよ。」といった殺人教唆にまで発展してしまっていっています。たとえ悪ふざけでネットで書き込んだとしても、立派な殺人教唆です。逮捕が相当であるにもかかわらず、行政は放置したままが現状。ヘイトスピーチには罰則は設けられておらず、ほぼ野放し状態です。
かつての関東大震災発生直後に行われた、日本人による大規模な在日朝鮮人虐殺事件をご存知であれば、これがどれだけ恐ろしいことであるかご理解頂けると思います。発端は「井戸に朝鮮人が毒を投げ込んだ」という根も葉もないデマ。それを鵜呑みにした日本人が道行く人々に「10円」と言わせ、言葉の最初に濁音を発音できない在日朝鮮人が「チュウエン」と答えると、強度なストレス下で狂暴となった日本人たちに取り囲まれて、角材などでめった打ちにされ撲殺されました。とくに日本語をしゃべることができない多くの幼い子供たちが、犠牲になったと聞きます。まことに惨い事件です。
東南アジアを含むアジア諸国の方で、「ひとり一人の日本人は親切で善良だと思うが、集団化した日本人は恐い。」と言われるかたが少なくありません。多くの日本人は、自らを狂暴な人間と思わないと思いますが、他のアジア諸国の方からみればそうではないということです。朝鮮人を撲殺した日本人は、狂暴ではなくいたって普通の日本人であったとされています。自らの民族を必要以上に貶めるつもりはないですが、人間または日本人のDNAには潜在的に残虐性が組込まれていていて、何らかの発端で理性を押さえつけてしまうと言えるかもしれません。だからこそその予兆には、注意すべきとだと思います。
実際に殺人が行われた場合のみに殺人教唆が適用されるというのが、現在の一般的な法律の適用のようです。しかし特段法の解釈を特段変えることもなく、「中国人を皆殺しにせよ。」とあおった事実があれば、殺人教唆容疑で逮捕できるはず。東京都内ではこれまで何度も殺人教唆を伴うヘイトスピーチが繰り広げられてきましたが、何件かがヘイトスピーチと認定されたのみ。罰則はないから実質野放し状態です。都知事がもしその気であれば、指揮下の警視庁を動かして監視カメラ等を駆使すれば、殺人教唆を行った者を特定・逮捕するのは簡単なはず。ストレスが蔓延する前に、悪しき芽を根こそぎ摘み取るべきでしょう。
これはまったくの想像ですが、日本におられる中国人の方々は新型コロナウィルスそのものよりも、ストレスに毒された日本人のほうが怖いのでしょうか。また在日韓国人・在日朝鮮人の方々は、いつ矛先が彼らに向けられて、関東大震災時の大虐殺が再現されないかと、心配でたまらないのではないでしょうか・・・。
日本人以外の他の民族の方々には少々冷たい言い方にはなってしまいますが、他の民族を思いやるべきだと言っているのではありません。義務教育で長々と道徳教育を受けてきても民族差別・人種差別を平気でやっているのですから、注意してもすぐに改めるとは考えにくいでしょう。差別する人は戦時下では殺人マシンまたは鉄砲玉として重宝されるということを、まずは知るべきでしょう。違う国籍の方々を思いやるのは、その後でもよいでしょう。
差別は戦時下で大いに利用され、まっさきに死んでいったのは、不幸にも差別心を叩き込まれた方々です。差別は他民族との連帯を分断し、意思疎通をできなくします。複雑な思考が苦手でステレオタイプでしか物事を判断できない、すなわち思考停止しがちな方がよく陥る傾向があるとされています。冒頭の知人を「不謹慎」だと非難した女性も、それに相当するといえるかもしれません。
太平洋戦時下での「鬼畜米英」という言葉は、対戦相手は人間ではない邪悪な鬼であり、退治すべきだと教えこむ手段です。ほんとうに頭に角がはえていると信じた日本人も、少なくないようです。そんな魔物から故郷の家族を救うためだと、当然のように対戦相手を殺し、そして死んでいかれました。
ストレスが極度に達した場合に大惨事が発生する下地が、新型コロナウィルスの感染拡大のスピード以上に整いつつあります。ただでさえ「誰でもいいから殺してやりたい」といった、危険な輩が現在増殖中ともいわれています。時折発生する刃物で人を切り付ける通り魔事件や、歩行者に車で突っ込んでひき殺すといった無差別殺人です。このようなことが今まで以上に、小規模・大規模にかかわらず、何かのきっかけで現実化する危険性を否定できないでしょう。
第二次世界大戦の終盤では日本の本土上空の制空権は完全に米軍に掌握され、B29爆撃機がほぼ毎日飛来していました。ゼロ戦でも届かない高高度を飛行するB29に対し、竹槍(竹やり)で突き落とせと言われ、従わなければ「不謹慎!」と罵られた体験談も! 「不謹慎!」と咎める者には論理性などなく、精神論的・感情的に正義をかざしているだけでしょう。もしこの時点で次善の策として早期の終戦を決意していたのなら、広島や長崎の悲劇はなかったでしょう。感情的に「不謹慎!」と他人を咎める者は思考が停止しているという点では、、「中国人を皆殺しにせよ!」と殺人を教唆する輩と同じではないでしょうか。言葉が「不謹慎!」から「中国人を皆殺しにせよ!」といった内容に、変異しないことを願うばかりです。
東京オリンピックは来年に延期されたようですが、新型コロナウィルスの脅威が終息したとしても、このままでは民族・人種差別や殺人教唆の脅威はそのままでしょう。そんな東京にオリンピックが開催されることに、懸念を抱かざるを得ません。
(ここ迄
2020年4月7日付けココログ記事
より転載
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5.
ストレス対策を置き去りにしてはならない!
このストレスについてのことですが、政府からはストレスケアについての方策がまったく聞こえてきません。かろうじて自治体が住民の立場に立ち、たとえば前出の運動施設の利用を自粛の対象から外している状況です。過度なストレスの蓄積は心を蝕むだけでなく、身体をも侵します。ストレスが原因で病に倒れた方ならおわかりででしょうが、重症化して治癒後も身体に爪痕を残すことが少なくありません。
ヒトには体表(皮膚)にだけでなく、すでに体内にもさまざまな菌が住みこんでいる場合が多いおのです。すなわち、ヒトは雑菌と共存しているということです。この場合の体内とは、腸内を除いてのこと。いわゆる日和見菌または常在菌とよばれる雑菌で、平時は身体に悪さをしないばかりか、利益を与えてくれることもあります。しかし身体が過度なストレスを受け続けると、免疫力(抵抗力)が一気に低下して、本来は無害のはずの日和見菌までが、体表や体内で暴れ出します。
体表の皮膚炎だけで済めばよいのですが、体内を日和見菌に侵された場合は、一般的には抗生物質の投与となります。しかし抗生物質は腸内の善玉菌をも殺すから、腸内環境は悪化。薬剤が強すぎて体質に合わなければ、肝臓障害まで引き起こします。こうなってしまえば当人にとっては新型肺炎どころのお話ではないし、そんな状態で新型コロナウィルスに感染でもすれば、前出の志村さんと同様の悲劇が予測されます。肝臓疾患を患えば免疫力が落ちるため、まさに致命的ともいえるでしょう。
またストレスを受け続けることにより、ガン患者が一気に増える危険性もあります。関西のお笑いを聞いて笑ったらがん細胞が消えたという有名なお話がありますが、まさにその逆となるわけです。もちろん数値として表すことは難しいものの、関西のお笑いが健康増進に貢献していることは明らかなこと。
お話の内容はかわりますが、巣鴨地蔵通り商店街が縁日を開催して、多くのお年寄り/ご高齢者を動員したと非難の対象になっているようです。たしかに感染防止ということでは、お年寄りが人ごみの中を歩くのは、感染の危険性は否定できないでしょう。しかし何の代案もなくお年寄りをご自宅に押し込めることは、お年寄りから体力を奪い感染リスクを高めることにもなりかねません。不謹慎だと咎める前に、ストレスケアを含めた多角的な議論が必要ではないでしょうか。
以上のことから、新型コロナウィルスによる直接的被害よりも、緊急事態宣言発令下における自粛によるストレスが原因の被害が大きくなる可能性があります。自粛や我慢を長期間強いるのは、非常に困難です。すでに現時点で、ストレスで爆発しかけている方が少なくないようです。戦後最大ともいえる今回の問題は、ストレスケアなども含めた多角的が議論が望まれると思います。
(ここ迄
コ2020年4月8日付けココログ記事
より転載
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6.
デマで危険性を煽った新聞社の賭け麻雀問題
法務・検察は「最悪のタイミングだ − 週刊文春は「黒川弘務検事長は接待賭けマージャン常習犯」との見出しで大々的に報じた。グラビアを含めて9ページにわたる記事は、麻雀を終えて5月1日未明にマンションを出る黒川氏らの写真付きで、「言い逃れができないスクープ」(自民幹部)だった。他の3人のメンバーは黒川氏と親しい産経新聞記者2人と朝日新聞社員とされ、朝日新聞は「不適切な行為」と謝罪。産経新聞は「不適切な行為があれば、適切に対処する」とコメントした。(
2020年5月22日付け東洋経済オンライン
)
「大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件」を経験した日本国民は、もともと検察庁や検察官に対して、残念ながら良くない印象をもっています。為政者にとって都合がよいともいわれている黒川弘務検事長の定年延長を画策した政府に対して、大多数の国民は今政権や検察に対して大きな不信感を抱いているようです。
この事件で私が最も不本意に感じるのは、緊急事態宣言発令下で朝日新聞記者が同検事長と三密状態で賭けマージャンをしていた点です。別の記事にも書きましたが、志村けんさんが亡くなられた時に朝日新聞系列のスポーツ紙(日刊スポーツ)が、「志村けんさんに持病なし」とフェイクニュースを流しました。その結果多くの国民は恐れおののき、新型コロナウイルスは死に直結する恐ろしいウイルスだと思い込み、半ばパニック状態になりました。
その直後に東京都知事が志村けんさんの死に関して「コロナウイルスの危険性をしっかり届けてくれた。」とフェイクメッセージを流したことから、新型コロナウイルスに対する爆発的パニックが生じてしまい、ヒステリックな世論へと発展し、政府は引きずられてしまうこととなりました。今日ある必要以上の新型コロナウイルスに対する恐怖心は、一部のマスコミと一部の政治家によって作り上げられた虚像です。この構図は日本が滅びかけた、第二次世界大戦前とまったく同じといえるでしょう。
たとえ朝日新聞の子会社であっても、我々国民にとっては同じ朝日新聞です。みずから恐怖心を煽っておきながら、三密で賭けマージャンをしているとは、朝日新聞社内では新型コロナウイルスはそれほど危険ではないと評価しているのではと、疑いたくなるわけです。
朝日新聞や東京都知事によるフェイクニュースや誤ったメッセージがなかったとしても、もちろん緊急事態宣言が発令されていた可能性はあります。しかし操作された世論の上にこのたびの緊急事態宣言が成り立ったわけであるから、明らかにプロセスが間違っています。
マスコミや政治家によるフェイクニュースやデマは国政を歪め、国を亡ぼす危険性があります。
(ここ迄
2020年5月22日付けココログ記事
より転載
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