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それは本当に安全な天然界面活性剤?
天然主義/自然主義という名のトリック
「石油系合成界面活性剤不使用」とか「鉱物系合成界面活性剤無添加」などというキャッチフレーズをよく見かけます。なかには今回のテーマの「天然界面活性剤のみ使用」とPRされている、オーガニックコスメ/化粧品もあるようです。じつはお客様とお話しているうちに、このようなことがしばしば話題となります。保湿クリーム等スキンケアコスメを製造する際には、乳化させるために界面活性剤が必要となります。またクレンジングオイルや洗顔フォームなどの洗顔料には、界面活性剤が多量に配合されます。
弊社の手作り化粧水の材料「アクア・ダルモール77ミネラル」のお問合せを頂戴するお客様のほとんどは、自称「超敏感肌」の方ばかりで、この界面活性剤がどの程度の安全性であるのか等と、いろいろとお悩みなみのご様子です。「天然界面活性剤だから大丈夫と思って買ったのに肌荒れがすごかった・・・。」「自然由来/天然由来の界面活性剤だから安心」といわれて買ったのに肌に合わなかった」などなど、いろいろお悩みをお持ちの場合が多いのです。
また皮肉にも天然にこだわる女性ほど、毛穴レス肌とは程遠いぐらいに、毛穴が開いている方が多いように見受けられます。天然由来にこだわっていて安全なはずなのに、結局は鼻パックを常用してますます毛穴が大きくなったり、または天然系と称する化粧下地クリームで、一生懸命毛穴カバーで改善したりと・・・。毛穴が開くのはごく自然と思われている方が多いようですが、じつは毛穴というものは、そう簡単に開くものではありません。いわゆるニキビ跡のクレーター穴は別として、毛穴が開くのは極度のお肌の砂漠化が原因です。
そういった場合は必ずお客さんに申し上げる言葉は、「天然は安全を担保できません!」です。あるアトピー患者さん団体の理事長さんがいわれていたのですが、天然=野生です。食品にしても化粧品にしても、歴史的に安全性が確かめられている天然物及び用法が、比較的安全性が高いと言えるわけです。この件に関しては今回のテーマから横道にそれるため、過去の記事をご覧ください。
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天然成分・自然由来は安全?
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ローズマリーエキス等天然防腐剤の危険性
お話はもとに戻りますが、天然の界面活性剤とは、自然に存在する界面活性成分を指します。たとえばペットボトル入りのお茶を振ると、泡がたちます。これはお茶に含まれているサポニンによるもので、これには油脂を分解する働きがあります。香港などで中華料理を食する際に、ウーロン茶の入ったポットで手指を洗いますが、これはこの性質を利用したものです。お茶の他には、サイカチやムクロジが有名です。ムクロジは界面活性性成分が10〜20%も含まれていて、優秀な界面活性効果があり、シャボン玉液としても利用されてきたようです。現在ではムクロジエキスとして、歯磨き粉などにも利用されているようです。日本語を正しく正確に理解するのであれば、天然界面活性剤は以上のようなことを指します。
しかしお客様が弊社に相談してこられた天然系界面活性剤の名称をうかがうと、言葉のトリックともいうべき実態がわかってきます。じつは天然に存在する界面活性成分ではなくて、天然素材を化学合成した、合成界面活性剤であったわけです。とくにオーガニックコスメ/化粧品は、要注意です。石油由来の成分ではなく、天然原料を化学合成した得体の知れない化学物質を、まるでつじつま合わせのように配合しています。そのような配合をすれば自然派化粧品がお好みの方に、とても美しい商材に見えてしまうわけです。
でも植物成分を化学合成した合成界面活性剤のほうが、石油を化学合成したものより安全なのでは?
これは、大きな間違いです。そのような根拠は、一切存在しません。むしろ実情をみる限りにおいては、天然由来原料を化学合成した化粧品成分よりも、石油由来の化粧品成分ほうが、概して安全です。不純物さえ除去してしまえば、石油からであってもパーム油脂からであっても、同じ界面活性剤が作れるでしょう。これは化粧品ではなく洗濯用洗剤・台所用洗剤・ボディソープ/ボディシャンプー等についてですが、大手洗剤メーカーさんの大半の合成洗剤には、発がん性や催奇性は認められないようです。いっぽう天然派志向の方向けの
ヤシノミ洗剤
には、発がん性や催奇性が認められ、環境破壊の危険性も高いようです。製品によっては危険度が、殺精子剤とたいしてかわらないものも!(
詳細は過去の記事
)
以上のように洗濯用洗剤では、天然系原料を化学合成した合成洗剤のほうが、鉱物油を化学合成した合成洗剤より、催奇性や発ガン性において安全性は低くなります。その理由は、環境や人体に危険性の高い鉱物系界面活性剤が、長い歴史のなかで淘汰されてきているからです。少々過激的な言い方になってしまうかもしれませんが、新しく開発される合成界面活性剤がひろく一般消費者に使われるということは、ある意味公開の人体実験なのです。そして後になって、だんだんと危険性が指摘されてくるわけです。
その最たる例が、化粧品に使用される、ヤシ由来の天然素材を化学合成した「ポリソルベート80」という合成界面活性剤です。この成分が配合された子宮頚ガンのワクチン接種により、子宮に悪影響を与えて女性を不妊化させてしまうことが、一部でたいへんな騒ぎになっているようです。詳しくは、
埼玉県のホームページに掲載されている、県議会質疑及び答弁
をご覧ください。つい最近までアップされていた国会質疑応答のページは削除されて、ポリソルベート80の危険性についてはまだ論争中のようで、やはり安全性に問題があることには変わりはないようです。「自然派」や「天然派」などの魅力的な言葉に惑わされ、気がつけば妊娠できない身体にされてしまっては、たまったものではありません。
(ポリソルベート80およびポリエチレングリコールが早期卵巣不全や不妊化、そして短命化を引き起こす危険性については、2021年6月作成の
新型コロナワクチンに関する別の記事
に記載しました。)
この事実により弊社は、天然素材を化学合成した合成界面活性剤が配合されているコスメ全てが、危険であると言いたいわけではありません。天然素材を化学合成した界面活性剤は星の数ほどあり、日々開発もすすめられています。
あくまでも天然素材が化学合成されたものと認識して、その上で各界面活性剤の安全情報を収集することが、消費者のみなさんにとって大事だといえるでしょう。まちがっても、肌荒れがすでに出ているのに、「天然素材でかぶれるなんて、私の肌はなんて弱いの?」などと、重篤な肌荒れになるまで使い続けないことです。「天然界面活性剤」といった天然由来の高い安全性を連想させるフレーズには、肌トラブルが生じた際の、ご使用の中止を遅らせる魔力が潜んでいるのです。
また天然乳化剤/界面活性成分だからといって、安心もできません。たとえば大豆レシチンの場合は、わずかに含まれる大豆タンパクにより、アナフィラキシーショックを起こす危険性があると注意を促している皮膚病の患者さん団体もあるようです。その他のアレルギーのリスクのある、天然物も注意が必要です。
そして最後になりますが、このページをご覧になられている読者様のうち、ダブル洗顔による肌負担でお悩みの方は少なくないでしょう。そもそもダブル洗顔とは、合成ポリマーを溶かす溶剤入りの合成洗剤(クレンジングオイル等のメイク落とし)と、メイクの残骸混りのクレンジングオイル等を洗い流す合成洗剤(洗顔フォーム等の洗顔料)でお顔を洗うことです。クレンジングオイルは天然界面活性剤で落とすことはできないのです。代表的な天然界面活性剤を使用した洗顔料は純石鹸ですが、クレンジングオイルがオリーブオリーブオイル等の植物性油脂でもない限り、純石鹸では落ちません。そしてオリーブ油では、メイクを溶かすことはできません。要するに、ないものねだりなのです。化粧下地クリームを使用したしっかりメイクをする限りは、メイク落とし時の大きな肌負担は不可避です。(詳しくは
ダブル洗顔の記事
をご参照)
弊社の今までの経験では、合成洗剤に耐性がある方とない方がいらっしゃるようです。弊社アドバイザー医師によれば、両極化が進んできているようで、刺激や毒性のある化学物質に弱い方は徹底的に弱いのです。(詳しくは
別の記事
をご参照) 合成洗剤に弱い方は、既に20代〜30代からダブル洗顔時の肌負担が気になり出し、そして40代からは瞼にカブレが生じるといった方が少なくないようです。合成洗剤に弱い方とは、合成洗剤洗顔で毛穴が開く方やTゾーンテカリがひどくなったり、粉吹き肌になる方です。毛穴が開くのは当たり前とお考えの方が多いようですが、いわゆるニキビ跡のクレーターは別として、本来毛穴はそう簡単に開くものではありません。もし読者様が合成洗剤洗顔をしていて毛穴が開いていたら、読者様は合成洗剤に弱い方といえるでしょう。
天然素材を化学合成した界面活性成分を含んだコスメで肌トラブルを起こした、または気になるとお悩みの場合は、合成界面活性剤を多量に含む乳液や保湿クリーム、そして化粧下地クリームやプライマー、そしてダブル洗顔のためのクレンジングオイルや洗顔料の洗顔フォームのご使用を、思い切ってやめてみられてはいかがでしょうか。
(以下弊社製品PR)
ダブル洗顔をやめるなんて、そんなムチャな!
ほとんどのお客様は、そういわれます。しかしアルガアイの手作り化粧水の材料「
アクアダルモール77ミネラル
」のお薦めレシピで出来上がった化粧水では、それが可能となります。
主として化粧下地を落とすために、ダブル洗顔が必要なわけです。ですから化粧下地クリームやプライマーを塗布しなければ、ダブル洗顔は必要ありません。アルガアイのおすすめは、化粧下地クリーム省略のファンデ直塗り(ファンデーション直塗り)です。
アクアダルモール77ミネラルのお薦めレシピで出来上がった77日分の化粧水は、ファンデーションがよれずにキレイに塗布できると、とても好評です。しっかりメイク(厚塗りメイク)はできませんが、キレイな軽めのナチュラルメイクに仕上がると人気です。おすすめのファンデーションは、ジメチコン等の合成ポリマー不使用の粉末タイプのミネラルファンデーションです。またポイントメイク等もやはり、純石鹸洗顔で落とせる商品をお使い下さい。
化粧下地を使用しなければ、肌負担が極めて小さい純石鹸でのメイク落としが可能となります。ですからお肌の乾燥や毛穴の開き等のお肌の劣化が懸念される、ダブル洗顔の必要はありません。先述のように純石鹸のみの洗顔で、充分対処できます。(合成ポリマーを含んだパウダリーファンデーションをお使いの場合は、純石鹸での2度洗いが必要かもしれません。) 化粧下地を省略するついでに、乳液も省略して下さい。そうすれば乳液に含まれる乳化剤等にも、心配をする必要もなくなります。
鉱物油や天然素材を化学合成した界面活性剤、石油を精製した溶剤や天然素材を化学合成した溶剤を避けたい場合は、ぜひご検討下さい。弊社が推奨する脱化粧下地・脱ダブル洗顔に関する情報やアクアダルモール77ミネラルの
作り方や使い方につきましては、このページのずっと下の「弊社製品PR」にてご紹介しております。
【 追記 】
弊社のアクアダルモール77のお奨めレシピで出来上がった化粧水をお使いの女性のお客様の大半は、それまでのしっかりメイクをやめられてナチュラルメイクに切り替え済みです。肌負担が大きく軽減してメイク落とし時のカブレも生じなくなったためか、お顔に新たなシミもできにくくなっているようです。またできていた気になるシミも、薄くなったり消失したりと、脱合成洗剤洗顔の効果はすごいようです。何よりも乾燥肌が大きく改善でき、気になっていて毛穴の開きやテカリも、解消または軽減している方が多いようです。合成洗剤に弱い方が脱合成洗剤にすることによるスキンケア効果は、いかなる優秀な保湿化粧品の効果にも勝ります。これは弊社アドバイザー医師の医学的見解にとどまらず、弊社も数多く経験していることです。
このように大きな改善効果で快適にお過ごしのはずなのに、乙女心か競争心が頭をもたげて、ついついしっかりメイクをしたくなるようです。先日アクアダルモール77ミネラルをお使いのお客様がお子様の入学式ということで、1日だけしっかり厚メイクをされました。その理由をうかがったのですが、同席するお隣のママに負けたくないので、日頃のナチュラルメイクを1日だけしなかったようです・・・^^;; その結果、たった1回のダブル洗顔だったのですが、お肌の調子が低下して、若干毛穴も開いたようです。そのお客様(ママ)は結局、とても後悔されたようです。
他のママに負けたくないといった乙女心や競争心を、弊社も理解できないわけではありません。しかしその結果お肌が荒れては大変です。ふわっとした優しい雰囲気のナチュラルメイクのほうが、お子様は好きという情報もあります。またW洗顔をすれば、当然ながら手も多少なりとも荒れてしまいます。お子様は敏感なので、ママと手をつないだ際に、きっといつもとは違うママ手の感触を感じ取るでしょう。せっかく習慣着いたナチュラルメイクであれば、ずっと続けて頂きたいというのが、アルガアイの願いでもあります。
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