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妊娠中のオーガニックコスメの危険性
〜 グリチルリチン酸2K配合化粧水等にご注意 〜
この一連の記事は、オーガニック化粧品や自然派化粧品の、悪口を書くものではありません。いわゆる自然派化粧品に対する過信による健康被害を避ける、または重篤化を免れていただくのが目的です。あらかじめお断りしておきます。
オーガニックコスメの本当を知ろうシリーズQ
前回の記事
までは、「エコサート」に関することについてかきました。今回は妊娠中のオーガニックコスメの使用に関して、書きたいと思います。
百貨店さんでの店頭販売やお電話でお客さまとお話していると、妊娠を機にオーガニック化粧品に切り替える妊婦さんは、少なくないようです。パラベンやフェノキシエタノール等の化学合成防腐剤で、胎児に負担を与えたくないというのが理由でした。
パラベンは食品や化粧品での使用の歴史は古く、比較的安全な防腐剤とされていますが、たしかに環境ホルモンの疑いがあるのは事実であり、お腹の赤ちゃんへの悪影響は否定できないでしょう。またフェノキシエタノールについても同様に環境ホルモンの疑いがありますが、パラベンほどの歴史がない分、生殖器への危険性は計り知れないといっても過言ではないでしょう。
そういうわけで天然防腐剤配合の化粧水等に切り替えるわけですが、リスクがないわけではないでしょう。
「ローズマリーエキスによる時間差肌トラブル」の記事
にも書きましたが、天然成分にはアレルギーのリスクがあります。ローズマリーエキスの他にも、薬効が強いボタニカル成分もあります。
もし妊娠を機にオーガニック化粧品に切り替える場合は、アレルギーに気をつけましょう。化粧水をオーガニックコスメに切り替えて、半月〜2ヶ月後に肌荒れが急に出るようであれば、アレルギー性皮膚炎の可能性があります。肌荒れが出たら次善の策として、症状が重篤化する前に、即刻使用を中止すべきでしょう。
そのような細かな危険性をいちいち取り上げていたら、ローズマリーを多用するイタリア料理店やフランス料理店に妊婦は行ってならないことになってしまう!
このような考え方があるのも事実です。しかし化粧品等外用による経皮摂取と食品として経口摂取は、まったく違う行為であり、違う結果となります。食品は体質に合わないものであれば、下痢をするなどして毒素の吸収を防ぐことが可能です。しかし化粧品の場合は、体質に合わなければ肌荒れが生じますが、すでにこの時点で体内に抗体ができ上ってしまっている可能性があります。そういうことで、「お肌に異常が生じたら、ご使用をすぐに中止して下さい。」と、注意書きがなされているわけです。すぐに使用を中止することで、アレルギーの重篤化は回避できます。
アレルギー皮膚炎が出ているのにも使い続けると、お肌がボロボロになるだけでなく、女性の場合は生理不順がでるなど、体内にも異変が生じるようです。もし女性が妊娠中で重篤なアレルギーともなれば、当然ながら流産等のリスクが高まることが考えられるでしょう。母体は、健康であるべきです。
以上のように、アレルギーを発症した場合はご使用の中止が求められるのですが、それを邪魔建てする化粧品成分があります。それはグリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)で、抗アレルギー作用や抗炎症作用があります。使い方によっては役立つ成分なのですが、この成分が配合されているとアレルギー性皮膚炎が生じることなく、静かにアレルゲン等毒素を体内に送り込むことが可能なのです。ちなみに小麦アレルギーを引き起こした薬用石鹸やロドデノール白斑事件を引き起こした薬用化粧水には、このグリチルリチン酸ジカリウムが配合されていました。両製品とも美白効果が大きく宣伝されていたため、妊娠中は美白ケアをほどほどにすべきかもしれません。
最後になりますが、何よりも大事なことは、オーガニック化粧品に切り替える等のリスクを伴う場合は、主治医の先生に相談することです。それほど妊婦さんのスキンケアは、赤ちゃんの命にも直結しています。
次回の記事
では、オーガニックコスメのメリットとデミリットについて、書きたいと思います。
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