ヒジキに関する前々回の記事および前回の記事では、日本の伝統食文化におけるヒジキ摂取は、いかに安全か範囲であるかということを、ひもときながらお伝えしました。ヨード含有や無機ヒ素含有を理由にあらぬ疑いをかけられていましたが、ヒジキを否定する側の論理が、適切でないことがおわかりいただけたと思います。 さて今回は、その代表格の料理である「ひじき豆」による、絶大な健康効果です。じつはこのことは私が直接的に経験したことではなく、弊社のモニターさんが経験しました。とにかく痩せる効果が大きいのです。 そのモニターさんは、ポッチャリ体型をちょっとオーバーした体型でした。なんとかして痩せたいとの相談を受けて、食生活についていろいろと助言をしてきました。それまで食していなかった海苔やモズクや納豆、そして乳酸菌の補給など・・・。 とりあえずは身体は引き締まり始めましたが、体重が目立ったほど落ちませんでした。私が海苔を加えたのは、驚異的なバナジウムの含有量によるものからです。ご存知のようにバナジウムは、糖質/脂質代謝に不可欠のミネラルであり、不足が考えられたからです。 そこで私は海苔を減らして「ヒジキ豆」をすすめてみました。ヒジキにはダイエットミネラルである「クロム」が驚異的に含まれます。また海苔と同様に、ヒジキもバナジウムを驚異的に含む食材です。代表的なバナジウム水100cc中のバナジウム量は、乾燥ヒジキ1gのバナジウム含有量にほぼ相当します。 ここでちょっと横道にそれますが、健康番組等で何らかの成分が健康に良いと紹介されると、それのみに注目が集まります。バナジウム水のことを、悪くいうつもりはありません。実際おいしいバナジウム水もあります。しかし健康目的でバナジウム水を飲用するのであれば、和食を啓蒙する方が得策なのではないでしょうか・・・。 お話をもとに戻しますが、そういうことで毎日2回の食事に、ヒジキ豆を取り入れました。ヒジキのみの調理後の量は1回の食事で10g程度です。1日あたり2回分では、乾燥ヒジキで3gに相当します。モニターさんによれば、これぐらいの量が飽きもこないで、毎日おいしく食せる量だそうです。そして3ヶ月後、無理な食事制限などの精神的・身体的苦痛を伴うことなく・・・。 みごとに3キロ減を果たしました! もちろんバナジウムの効果もあったかもしれませんが、ヒジキに多く含まれる「フコキサンチン」と呼ばれる褐藻固有の成分や、他の微量ミナラルの効果が影響していたかもしれません。とにかくヒジキの微量ミネラル含有量は、ハンパではありませんので!
ご本人は、「お肉で隠れていた鎖骨が見え出した!」と大喜びのようでした。(想定外のスゴイ表現!^^;) リバウンドなどの兆候を感じるどころか、自信満々に年間で12kg減を目指しているようです。目標をたてた限りは、無理をしない範囲でぜひ頑張っていほしいものです。 ただしこのことはただの体験談であり、確実に痩せることを保証するものでもありませんので、その点はご了解下さい。 我が国での糖尿病や肥満症の蔓延は、食用海藻との縁が薄くなったためだともいわれています。四方を海に囲われて発展してきた伝統和食を再評価すことが、今まさに必要であるときだと思います。偏った根拠で「コンブやワカメで発ガンする危険性」を研究するよりも、健康効果のメカニズムを解明して和食の啓蒙を促すのが、国家機関の本当のお仕事ではないでしょうか・・。 近いうちにヒジキ豆に関する、アッと驚くような体験談を書く予定です。多くの女性がお悩みになられていることが、意外なほど解決できてしまったのです。お試しになられる価値は、たいへん大きいと思います。ぜひご覧ください。 (はてなブログ縮小版記事)