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ヨードが多いヒジキ豆を毎日食しても安全?
日本の伝統的調理法なら問題なし!
先日弊社モニターさんより、「ヨードが多いひじき豆は毎日食べていいの?」との、質問を受けました。先日の「
海藻を毎日食べる女性に発ガンリスク
」の研究発表による風評被害が、あちらこちらで拡がっているようです。
さて、この「ヒジキ豆」の安全性ですが、この質問内容自体が間違ってい可能性があると思います。伝統的調理法にのっとり、煮汁を飲まない限りは、ヒジキ豆自体のヨード含有量は、かなり低い数値になります。端的に申し上げれば、ヨード(ヨウ素)の過剰摂取になる前に、おなかがパンクしてしまいます。ただしヨード含有量が驚異的に多い、昆布ダシを使用した場合は別です。
第1に、よくヨード含有量が昆布に次いで多いという表現があるようです。しかしおおむね、昆布の1/5以下です。
過去の記事
のように、昆布のヨード含有量はグラムあたり5mgです。1-2mgとしているデータがありますが、それらはすべて極端に低い例だけを取り上げている、分析方法が不適切、または間違いです。
第2に、伝統的な和食の調理方法では、乾燥ヒジキはまず水に戻して、さらに流水で洗うことになります。戻した時に使った水は捨てますので、これは2回目のアク抜きにも相当します。(収穫後にアク抜きが行われる。) ヨードは水溶性ミネラルのため、水に戻す間に大半のヨードが除去されることが考えられます。昆布の場合は30分水につけるだけで、90%のヨードが抜け出ます。
第3に、
食用海藻は豆類との組み合わせで、ヨード過剰摂取による毒性が軽減されることが知られています。
第4に、ヒジキの生産量が高い(消費も高くなる)都道府県での平均寿命は、特段短命でもありません。
第5に、いままでヒジキによる、ヨード過剰摂取の健康被害の報告はありません。
以上のようにヒジキ自体は、安全性が高い食用海藻です。水に戻した後にゆでる調理法もありますが、ここまでしてしまえば、ヨード過剰摂取には縁遠いとも言えましょう。
なお、乾燥ヒジキを粉末化してサプリメント(健康食品)として仕上がったものについては、伝統日本料理でないために、食品としての安全性は高いとは言えないと思います。ヒジキはホンダワラ科の海藻であるために、これは「サルガッサム(sargassum)」と呼ばれる、漢方薬と同じ用法となります。この場合はヨードの他に、無機ヒ素の摂取も気になるところです。
じつは、この無機ヒ素の含有が、しばしば議論されています。この件については、
別の記事
にて、記述しています。
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