トップページ
会社情報
美容・健康情報館
お問合せ
タラソテラピーとは
製品一覧
キャンペーン
ショッピング
化粧品成分/美容・健康情報 AtoZ 記事一覧へ
濃グリセリンとグリセリンとの相違点
濃グリセリンはグリセリンを濃縮したものではない!
(
前回の記事 グリセリン vs BG
)
グリセリンは
BG(1,3-ブチレングリコール)
と同様に、化粧品によく使用される、人気の保湿成分です。BGはさっぱりした保湿成分であるのに対して、グリセリンはベタツキがあるとよくいわれます。一般的には、正しい見解かもしれませんが、アルガアイ的には正しくないと考えます。
たとえばグリセリンが配合されている化粧水を使用して、化粧水が角質層に浸透せずに肌上に残れば、お肌がべたつくわけです。たとえばグリセリンを1〜2%だけ配合した手作り化粧水でも、角質層に浸透しなければヌルヌル・ベタベタします。角質層内にしっかりと浸透する処方の化粧水であれば、べたつくことはまずありません。至極簡単な理屈です。実際弊社の手作り化粧水の材料 「アクアダルモール77ミネラル」のお薦めレシピでは約3%濃グリセリンを配合しますが、出来上がった化粧水は超サッパリローションです。つまり、化粧水等コスメの、レシピ/処方によるのではないでしょうか。このことは重要な点であるため、後程詳しくご説明させて頂きます。
次に安全性についてですが、グリセリンが刺激性接触皮膚炎やアレルギー性接触皮膚炎を起こしたという報告は、ほとんど見当たりません。ざっくりとした表現になりますが、生体内で脂肪が分解されると、脂肪酸とグリセリンに分解されます。もともと体内にもある成分であるため、安全性が高いといえましょう。そういう理由から弊社の
手作り化粧水の材料「アクア・ダルモール77ミネラル」
のお薦めレシピでは、グリセリンのご使用を推奨しております。手作り化粧水をお作りになる方は、自称「超敏感肌」の方が多いため、これは至極当然のことでしょう。
さて、この安全性の高いグリセリンを使用して手作り化粧水を作ろうと思っても、情報がいろいろあり過ぎて、ご購入の際にお困りの方が多いようです。グリセリンに関してネット上で使用されるフレーズは、おおよそ次のようなものです。
●植物性グリセリン
●ベジタブルグリセリン
●オーガニックグリセリン
●濃グリセリン
●高純度グリセリン
●99%純グリセリン
パーム油脂などから石鹸をつくる際に、グリセリンは副産物として生成されます。豆腐をつくる際に、「オカラ」が生成されるのと同じとお思い下さい。従いましてほとんどの場合は、植物性グリセリンでしょう。逆に石油で合成するとなると、かえってコスト高になるでしょう。またたとえ石油を合成したグリセリンであったとしても、不純物さえ除去してしまえば、安全性に何ら問題のないことです。ですからスキンケア性においては、とくに「植物性」にこだわる必要はないでしょう。
「ベジタブルグリセリン」とは、植物性グリセリンを意味する場合が多いようです。とくに高品位というわけではありません。
「オーガニックグリセリン」につていですが、農薬汚染がされていないヤシ/パームから採取された油脂のみを原料としている点では、確かに安全性が高いといえましょう。しかしもともとヤシは、農薬散布が必要な植物ではありません。すなわちほとんどのヤシは、無農薬栽培と考えて差し支えないでしょう。弊社は前出の手作り化粧水の材料「アクア・ダルモール77ミネラル」を、
化学物質過敏症支援センター(CSSC)さん
の避難所に、提供させて頂いたことがあります。患者さんのほとんどがハンドクリームがお肌に合わないということで、ハンドクリームの代替品を探されていたわけです。おすすめレシピでは通常のグリセリンを使用しますが、患者さんには何ら不都合は発生せず、むしろ好評でした。以上のことから敏感肌の方であっても、オーガニックにこだわる必要性まではないでしょう。
次の「濃グリセリン」についてですが、通常のグリセリンの濃度が84%〜87%であるのに対して、濃グリセリンの規格は95%以上で、98%前後の製品が一般的です。「高純度グリセリン」や「99%純グリセリン」とは、この濃グリセリンを別の言葉で表現した場合が多いようです。
通常のグリセリンに手を加えて純度を上げて、濃グリセリンが製造されると、誤解されている方が少なくないようです。その誤解は、消費者を欺く化粧品メーカーや販売者により流布された、誤った情報が原因である場合が多いようです。ここ1〜2年のことですが、まるで高級なグリセリンが配合されたかのようなスキンケア製品の広告やコマーシャルを、見かけるようになりました。製品カテゴリーとしては、ハンドクリームやボディクリームなどの保湿クリーム、そして乳液や化粧水・美容液にまで及びます。これは「濃グリセリン商法」とも称すべき消費者を欺く手法であり、下記のような宣伝文句があれば要注意です。
●高濃度グリセリン配合だから超乾燥肌で荒れた肌も速攻ケア!
●純度99%の高濃度で配合した乳液で角層内にグリセリンを与えて超もっちり!
●高濃度99%グリセリンが角層10層〜20層まで浸透し荒れた超乾燥肌を改善!
●高純度グリセリンが空気中から潤いを引き寄せる!
どこかの化粧品製造販売元や発売元1社がこのようないかがわしい宣伝を始めると、いくつかの同類の化粧品会社も、言葉を少し変えて真似し出します。残念ながら化粧品業界には、このような風潮があります。これらの宣伝文句はすべてデタラメであり、信じるべきではありません。
じつはココが最重要ポイントなのですが、
グリセリンが製造されるには、先ずは純度99%程度の濃グリセリンが製造されます。
濃グリセリンで化粧水を手作りされてご経験がおありであればおわかりだと思いますが、濃グリセリンのままでは粘度が高く、使いづらい場合があります。スポイトで吸うにしても重量を計るにしても、粘っこさで困難さを伴います。そこで濃グリセリンに精製水を加えて、商品価値が高く使い勝手の良い純度84%〜87%のグリセリンが出来上がるわけです。
以上のことから95%濃度の濃グリセリンや高純度グリセリンは、84%〜87%濃度品に比べて、とくに高品位というわけではありません。むしろ手がかかっていない分、安くてもよいわけです。しかし実際には84%〜87%濃度品は300円〜400円程度で販売されているのに対して、濃グリセリンは100MLあたり1000円〜2000円と高価です。
この理屈をよくご存知の化粧水手作り派の方は、レシピで記載されている濃グリセリンの配合量に約15%アップさせて、84%〜87%濃度のグリセリンを代用しています。濃グリセリンが、余りにも高価過ぎるからです。15%は濃度の差を埋めるための、おおよその数値です。
なお通常のグリセリンより濃グリセリンを配合したスキンケア製品のほうが高保湿といった情報もあるようですが、もう読者様もおわかりのように、それはデマです。グリセリンにしても濃グリセリンにても、化粧品工場で化粧水等コスメに配合すには精製水等で薄めるわけですから、何ら差は生じません。もしグリセリンや濃グリセリンを原液のままお肌に塗布すれば、逆効果となります。(詳細は次項で)
さて次に、冒頭で触れました保湿成分の浸透の重要性について、ご説明させて頂きます。グリセリンにせよ尿素にせよ、角質層内に浸透してこそ効果を発揮します。読者様はお耳にされたことがあるかもしれませんが、グリセリンの濃度が高い化粧水をお肌に塗布すると、お肌に刺激が生じたり逆効果になることがあります。すなわち、濃グリセリンもグリセリンも、使い方次第で乾燥肌になるということです。
グリセリンを空気中にさらした場合は、水蒸気を吸って自然と希釈されます。つまり保湿成分とは、周囲から水分を引っ張る力があるわけです。高保湿効果があればあるほど角質層内に浸透しなければ、お肌から水分を奪って干からびさせる危険性があるのです。それを簡単にあらわしたものが、下の画像です。
保湿力がさほどなければ問題はないでしょうが、保湿力の強い化粧水、すなわちグリセリン濃度の高い化粧水が肌上に残ってベタベタする場合は、角質層内が乾燥してしまうことがよくあります。グリセリンが空気中からだけでなく、お肌からも水分を奪おうとするからです。グリセリンの濃度が高い化粧水を塗布するとお肌に刺激がある場合があるのは、このためです。
「潤いとベタツキは別物」と題した記事
にも書きましたが、弊社アドバイザー医師によれば、多くの女性はお肌がベタベタした状態を潤っていると錯覚する傾向があり、そのベタツキの下ではお肌が干からびていることがよくあるそうです。
読者様がもし心当たりがおありでしたら、お肌が干からびているか否かを、簡単にチェックする方法があります。それは毛穴が開いているか否かです。毛穴というものは本来そう簡単に開くものではなく、お肌の極度な砂漠化によるものです。イチバンの原因は、ダブル洗顔のようです。
いわゆるニキビ跡の穴は別として、角質層が本当に潤っていれば、毛穴はまず間違いなく閉じています。たとえば弊社のタラソテラピー海藻パックは「非緑色処方」という独自の配合で高保湿効果があるのですが、お手入れ前にお肌が乾燥していて毛穴が開いていても、お手入れが終わる15分後には毛穴レスになります。そして問題のベタツキはほとんどないため、お肌から水分を奪うこともありません。
以上のように、濃グリセリンと通常のグリセリンの違いと、乾燥肌対策に効果的に使用するポイントを述べさせて頂きました。
これらの情報が皆さまの、お役に立てれば幸甚です。
(以下弊社製品PR)
弊社の手作り化粧水の素材「アクア・ダルモール77ミネラル」のお薦めレシピは濃グリセリンまたはグリセリンを使用しますが、出来上がった77日分の化粧水は超サッパリタイプで使い心地がよいと、多くのリピーター様よりご好評を頂戴しております。出来上がった化粧水の最大の特徴は、ファンデ直塗り(ファンデーション直塗り)ができるということです。化粧下地クリームやプライマーを使用しなくても、ファンデーションがヨレずにキレイにお肌に馴染むと、とても人気です。化粧下地を使用しないナチュラルメイクは、お肌にとても優しい純石鹸洗顔でのメイク落としが可能となります。ダブル洗顔時の肌負担が気になり出す30代、そしてクレンジングオイルなどで瞼などにカブレが生じやすくなる40代の方は、そろそろ「脱化粧下地クリーム」・「脱ダブル洗顔」をご検討されてみてはいかがでしょうか。
脱ダブル洗顔は、劇的に肌負担を小さくします。具体的には、お肌の潤いを取り戻して毛穴が閉じる、テカリの軽減、粉吹き肌の解消といった具合です。その他にも、消えないシミが消失したり薄くなったりといった体験談を、リピーター様よりよく頂戴致します。すなわち脱ダブル洗顔とは、すっぴんを隠す必要のない、すっぴん美人になることです。すっぴんを隠すことが当たり前とお考えの方は少なくありませんが、それは決して当たり前ではないわけです。
しっかりメイクなどの厚化粧を、できなくなるというデメリットは生じます。しかしふわっとしたナチュラルメイクは、それはそれで優しい美しさを演出することも可能となり、お子様に褒められたという体験談も頂きます。もし「アクア・ダルモール77ミネラル」にご興味がございましたら、この下の製品PRをご覧下さいませ。
(
次の記事 ヒアルロン酸ナトリウム
)
(
ココログの関連記事
)
(
ハテナの縮小版記事
)
(
アメブロの類似記事
)
(
Bloggerの関連記事
)
化粧品成分/美容・健康情報 AtoZ 記事一覧へ
ページトップへ
ココログ
Ameba
Hatena
Facebook
Twitter
Instagram
無断転載は、ご遠慮下さいませ。