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保湿成分 ブチレングリコール - BG
人気の高い化粧品成分だが敏感肌には危険性あり!
化粧水や乳液などのスキンケア製品をはじめとして、化粧下地クリームやリキッドファンデーション等ベースメイク化粧品に頻繁に使用される、1,3-ブチレングリコール(BG)という原料があります。乾燥肌対策用の保湿剤としては、他にグリセリンがありますが、グリセリンのようなベタツキ感もなくサッパリしているため、とても人気が高い化粧品成分です。
肌が比較的健康な方には、このBGはそれほど負担にはならないようです。しかし1,3-ブチレングリコールはしばしば、アレルギー性接触皮膚炎の事故が報告されているため、し敏感肌やお肌が弱い方には注意が必要です。同じ多値アルコールの保湿剤であるグリセリンの場合は、生体内で産生されるためか、
グリセリン
ではアレルギー性接触皮膚炎の報告は皆無のようです。
アレルギー性接触皮膚炎を引き起こす危険性のある多価アルコールとして、プロピレングリコール(1,2-プロパンジオール)と称される化粧品成分があります。このプロピレングリコールは旧表示指定成分で、早くからアレルギー発症の危険性が懸念されていました。1,3-ブチレングリコールでアレルギーを発症した方のうち、プロピレングリコールでは何ら問題がない方もおられるようです。危険性の高い化粧品成分よりも、危険性の低い化粧品成分がお肌に合わない場合もあるようですので、このあたりも注意が必要でしょう。
「耐性のある人 sv 耐性のない人」と題した記事
でも書きましたが、最近は化学物質に強い方と弱い方の、二極化が進みつつあるようです。もし1,3-ブチレングリコールが配合された化粧水等コスメでかぶれたり肌ダメージを生じた場合は、BGをさけてみるのも、ひとつの方法でしょう。ただし化粧品メーカーによっては、キャリーオーバーとしての表示がなされない場合があります。1,3-ブチレングリコールは保湿剤の用途以外に、アルコール(エタノール)と同様に植物エキスなどの溶剤(溶媒)として頻繁に使用されるからです。もしこれから購入されようとするコスメに「・・・エキス」と表示されている場合は、メーカーに確めてみられてはいかがでしょうか。
なお、「植物性1,3-ブチレングリコール(BG)」や「植物由来1,3-ブチレングリコール(BG)」、「サトウキビ由来1,3-ブチレングリコール」といった成分が、化粧品に配合されている場合があります。また手作り化粧品や手作り化粧水の材料としても、販売されているようです。もともと1,3-ブチレングリコールは石油を化学合成して製造されていますが、植物成分を化学合成したとしても、不純物さえ除去していればまったく同じ化粧品成分です。ですから植物由来であっても、安全性/危険性はまったく同じです。単なるイメージ戦略であると、お考え下さい。
これと同様のイメージ戦略として、「
オーガニックエタノール
」と称する化粧品成分があります。サトウキビの廃材を発酵させて得られるエタノール(アルコール)です。どんなに美辞麗句を並べても、エタノールはエタノール以外の何物でもなく、乾燥肌や敏感肌やアトピー肌(アトピー性皮膚炎)には危険性が高い成分です。ご参考まで。
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