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超敏感肌用手作り化粧水
グリセリン vs BG(1,3-ブチレングリコール)
有効性と安全性/危険性の比較
初回記事
に引き続き、今回より手作り化粧水に配合する、各美容成分(化粧品成分)の有効性や安全性/危険性について、書いてまいりたいと思います。化粧水となればまずイチバン気になる成分は、保湿成分でしょう。今回は2つの代表的な保湿成分であるグリセリンとBG(1,3-ブチレングリコール)を比較してみたいと思います。
この2つの化粧品成分は、出来合いの化粧水にもよく配合される、きわめて汎用性が高い保湿剤です。そういうこともあり、手作り化粧水用途にも、これらの保湿剤は販売されています。同じ保湿剤だから、どちらかを配合すればよいとお考えの方もいらっしゃるようですが、使用感はまったく違います。端的に申し上げるなら、BG配合の場合はさっぱりしているのに対して、グリセリン配合の場合はベタツキがある傾向にあります。
しかし安全性においては、大きな違いがあります。グリセリンの安全性はきわめて高く、接触性皮膚炎等の事故例も、あまり聞いたこともありません。いっぽうBGの場合は、接触性皮膚炎の事故例が、しばしば報告されています。したがいまして読者様がもし敏感肌で、今から化粧水を手作りをされる場合は、グリセリンを選択したほうが無難といえるでしょう。
なお、先ほどグリセリンを配合すればベタツキがある傾向にあると申し上げましたが、あくまでも一般的なことであり、すべてが当てはまるわけではありません。市販のグリセリン配合化粧水や、一般的な手作り化粧水のレシピでは、化粧水が角質層内へ浸透せず、肌上に残ってしまう場合が多いからです。化粧水の大半が角質層内に浸透してしまえば、ベタツキはそれほどなく、サッパリしています。
これはじつは、使用感だけの問題だけではなく、化粧水の機能面において、重要な意味があります。保湿剤というものは、角質層内に浸透してこそ、初めて意味をなします。保湿剤というものは、自らを希釈しようと働くため、周囲から水分を引っ張るわけです。これがいわゆる、「潤い」です。ですから、まずはグリセリンを角質層内に浸透させれば、角質層内から水分を引っ張り、角質層内に水分をとどめることができるわけです。
逆に肌上にグリセリン配合化粧水が残った場合、もしグリセリンの配合量が高い場合は、グリセリンが角質層内からも水分を引っ張り、逆にお肌が乾燥してしまう場合もあるわけです。肌上の潤いと角質層内の潤いは、まったく別物です。弊社アドバイザー医師の北廣美先生(奈良県三郷町 医療法人やわらぎ会理事長/代替医療分野では超有名な先生)によれば、化粧水等を塗布してお肌がべたつく状態を、潤っていると錯覚している女性が、とても多いそうです。ベタツキの下の角質層内は、当然ながら干からびている危険性があるわけです。
以上のことから、グリセリン配合化粧水でも、肌浸透性が上手に設計された手作りレシピであれば、ベタツキはほぼ気にする必要はないでしょう。またそれ以上に、保湿性においても安全性においても、高度な手作り化粧水となり得るでしょう。
次回の記事
では、グリセリンの一形態である、「濃グリセリン」について、書いてまいりたいと思います。
(
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