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ECOCERT認証オーガニックコスメ
〜概要と実際の安全性〜
(前置き)
USDAオーガニックコスメに関する記事
を、アップいたしました。アメリカでの国主導によるオーガニック化粧品政策は、半ば破綻している様子です。端的に申し上げれば、オーガニックコスメは安全性が高いと全米国民に対して誤解を与えた結果、健康被害が続出したということです。そういうこともあるためか、日本では農林水産省主導によるオーガニックコスメ事業はあり得ない状況となっているようです。こちらの記事もご参考にして頂ければ、オーガニックコスメの実際をよりご理解頂けると存じます。
(本文)
この一連の記事は、オーガニック化粧品や自然派化粧品の、悪口を書くものではありません。いわゆる自然派化粧品に対する過信による健康被害を避ける、または重篤化を免れていただくのが目的です。あらかじめお断りしておきます。
オーガニックコスメの本当を知ろうシリーズN
前回の記事
では、オーガニックコスメが乾燥肌に不向きになりえる可能性について書きました。今回よりは、「エコサート」について書きたいと思います。
「エコサート」とはフランスに本拠をおく、オーガニック食品やオーガニックコスメ/化粧品原料の認証機関です。公的機関では、ありません。当初はEU諸国が中心でしたが、今や米国や中国などの市場でも、大きな影響力をもっているようです。環境や消費者を守りながら、自然由来の原料やそれらを用いた化粧品の、高付加価値化をすすめているようです。
用いる素材は、自然由来の原料を基本としています。自然由来とは、動植物や鉱物、そして海洋資源等です。それらは重金属や残留農薬、そしてダイオキシンや放射能などの汚染とは、無縁であることが絶対条件です。またGMO(遺伝子組み換え作物)由来の原料も、基本的に含んではならないとされています。
ただ、化学合成物質が全くダメであるかというと、そうでもありません。条件付きにはなりますが、合成界面活性剤の添加も可能です。天然由来を化学合成した界面活性剤も、可能のようです。その他化学合成防腐剤も、添加可能です。
私がイチバン気になったのは、アルコール類に対しては寛容のようです。欧米人に比べて日本人女性は乾燥肌タイプの方が多いといわれます。アルコールというものは皮膚に浸透すると、角質層内の水を追い出して置換してしまいます。エタノールを含むアルコール類は、乾燥肌の天敵なのです。またアトピー性皮膚炎やアトピー肌にとっては、アルコールはタブーです。
今後エコサート認証済みの化粧水等の化粧品が、市場で増えてくるかもしれません。もちろんエコサート認証製品は、他の「オーガニック! オーガニック!」と連呼して宣伝している化粧品よりは、高志向製品でしょう。しかしエコサート認証システムが例外として認めている化学物質のチェックは必要でしょう。また過去の記事にも書きましたが、アレルギー性皮膚炎やアナフィラキシーショック等の危険性にも、注意が必要です。
エコサート製品であっても、お肌に対する安全性や低刺激性が担保されたということではありません。大半の植物はアレルゲン等毒素を含むため、有機栽培された植物であってもその危険性は同じです。たとえばエコサート認証されたローズマリー葉エキス配合のオーガニック化粧水であっても、お肌が弱い方やアレルギー体質の方は、ローズマリー固有のアレルゲンを原因としてアレルギー性皮膚炎を発症する危険性があるわけです。そのため使用者各自が全成分等を、しっかりチェックする必要があるでしょう。
次回の記事
では、「エコサート認定成分配合」と称した、自然派化粧品について書きたいと思います。
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