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石鹸・洗剤の泡立ち力と洗浄力の関係
加水分解小麦アレルギー事故の反省点
セッケンや洗剤に限らず、基本的に泡立つものには、脱脂力・洗浄力があります。ペットボトル入りのお茶を振ると泡立ちますが、それはお茶にも洗浄力・脱脂力があるということです。
セッケンや洗剤の泡立ち・発泡力は、長所になる場合もあれば、短所として働く場合があります。
長所についてですが、たとえば洗顔時において、粒子が細かく粘り気がある泡は、たいへん重宝されているようです。手が直接肌に触れず、やさしく優しくお顔の汚れを落とせるからです。泡立っていない水滴・しずくレベルの液量では、手が直接お肌に触れてしまいます。
短所の部分として、前世紀では家庭から出る洗濯用合成洗剤の泡が、河川まで覆うようになり、大きな問題となりました。その後泡立ちが穏やかな界面活性剤が開発され、泡についての問題は解決されました。
しかし泡立ち力は、洗浄力と正比例はしません。ほとんど泡が発生しないのに、洗浄力が優れた洗剤もあります。弊社が今開発中のオーガニック洗剤も、泡が少ないわりには、強力な脱脂力があります。
ただし同じ洗剤を使用していて、泡立ちが穏かになった場合は、洗浄力が低下したといえます。たとえば洗濯が進むにつれて、洗濯機内の泡立ちが少なくなっていくことが、それに当てはまります。
このような記事を書かせていただいたのは、泡立ちを求める余り、お肌や身体または生命を、危険にさらしている可能性があるからです。つい最近アトピー性皮膚炎の患者さん団体からいただいた会報には、洗浄力(洗浄剤の本質)が上がるわけでもないのに、余分な添加剤を入れてまで泡立ち力を高めるのは好ましくない旨が、記述されていました。
私もいろいろな石鹸を試しましたが、とくに高級品でなくとも良質な無添加の純石鹸であれば、細かくキレイな泡がでるものがいくつかあります。こういった良質な純石鹸を試さないまま、いろいろな添加物が入った高価なセッケンのみを使用している方が、意外と多いのです。高価で泡立ちの良いセッケンのほうが、美しくなれるという錯覚は、捨て去るべきだと思います。純石鹸のリストについては、
過去の記事
をご参照いただければ幸甚です。
今般の小麦加水分解成分によるアナフィラキシーアレルギー事故の被害に遭われた方々は、大変お気の毒であり、美容業界に携わる私ととしても、心よりお見舞いを申し上げます。そして私も他社さんごととは思わずに、安全性に関しては、いつも高い志を維持していきたいと、意をあらたにしているところです。
そしてこれは余談ですが、過去のブログ(
美白を求めすぎてお肌デコボコ
)でも記述しましたが、やはりコスメ・化粧品メーカーは、グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)の処方には、細心の注意をはらうべきだと思います。この成分は使い方によれば有益な成分でもありますが、医薬部外品として高配合される場合には、注意が必要です。(使う側は、お医者さんの指導のもとでの使用が無難だと、アルガアイは考えます。)
グリチルリチン酸2Kには、アレルギーを抑え込む働きがあり、その目的で化粧水等に配合されるわけです。ですから、致命的なアレルギーを誘発する成分と一緒に配合すると、消費者の皆さんのアレルギー症状(目や皮膚のかゆみ・鼻炎症状等)の自覚が遅れ、より重篤な状態におちいる危険性をはらんでいるのではと危惧しています。
厚生労働省等所管の関係機関で、このあたり危険性もしっかり考察・解明され、より安全な消費社会ができることを、アルガアイは望みます。
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