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海藻パック 美白効果も期待できる?
エステサロンやホームエステで人気のタラソ化粧品
「海藻パック」とはその名が示すように、海藻を美肌成分としたフェイスパックです。海水/海塩や海泥などの海洋資源を利用したフェイスパックである「タラソパック(タラソテラピーパック)」の中でも、きわめて美肌効果が高いコスメと位置付けられいます。海藻パックは、「海藻マスク」または「アルゲマスク」「アルゲパック」「アルゴパック」ともよばれています。名称に関しての詳細は、
「海藻パックとアルゲパック・アルゲマスクとの微妙な違い」と題したアメブロ記事
をご参照下さい。
この海藻パックで期待できる美肌効果ですが、ネット上ではいろいろ美肌効果が記述されています。お肌の引き締め効果、血行促進効果、潤い保湿効果や、小顔効果・デトックス(毒素排出)効果や美白効果といった、まさにありとあらゆる美肌効果がオンパレード状態です。しかし実際には得られない効果も書かれている場合もあるので、鵜呑みは禁物です。
とくに美白効果などが宣伝されている海藻パックには、注意が必要です。なぜならその海藻パックには、海藻由来ではない他の化粧品成分で、美白効果を演出しようとしている危険性があるからです。またむくみ改善効果やセルライト解消効果が宣伝されている海藻パックなどもあるようです。はっきり申し上げて、消費者の利益をまったく考えていないとしか言いようがありません。これらの件につきましては、後段にて詳しく述べさせて頂きます。
それでは早速インターネット上で宣伝されている、海藻パックで得られるそれぞれの美肌効果について、検証してまいりたいと思います。
1.引き締め効果 リフトアップ効果・ほうれい線対策
海藻のなかでもラミナリアディギタータ(昆布)やヒバマタ(フュカス/フーカス)やハリコドメルなどの褐藻類には、海藻ポリフェノールである「フロロタンニン」という成分が含有されています。これはカキやバラに含まれるタンニンと同じで収斂作用があり、お肌を穏やかに引き締める効果があります。
褐藻類を使用したもっともポピュラーな海藻パックは、比較的安価なラミナリアディギタータを使用した、ペーストが緑色の海藻パックです。ヒバマタはもっと安価な海藻ですが、特異な海藻臭が強いためか、現在では滅多に海藻パックには使用されません。弊社がタラソテラピー化粧品の製品化でお世話になっているフランス・ブルターニュの海藻工業研究所(CEVA)によれば、ブルターニュの乙女たちは、海藻臭を消臭する牛乳でヒバマタをといてパックすることが、古来より伝統的に行われていたそうです。
ラミナリアディギタータは昆布ゆえにヨード含有量が高く、週に何度もパックを塗布するのはヨード過剰摂取の可能性を否定できないものの、歴史的には安全な海藻です。(弊社の場合は安全性を高めるために、褐藻類としてはヨード含有量が控えめのハリコドメルを採用)
化粧品コスメには、引き締め効果を意図して様々な薬剤が配合されることがあります。もちろん引締め作用が強ければ、肌トラブルの原因となります。いっぽう海藻パックに含まれる引締め成分が前出のフロロタンニンであり、「海藻パック」とはその名が示すように、海藻を美肌成分としたフェイスパックです。古来よりブルターニュ地方で海藻パックとして利用されてきたことからも、安全性が高いといえるでしょう。
なお海藻パックのもつ「引締め効果」が転じて、リフトアップ効果やほうれい線対策といった効果も、よくPRされているようです。たしかに理屈上、お肌が引き締まれば法令線も消えそうにも思えます。しかし海藻パックは化粧品ゆえに、そこまでの効果が保証されるべくもなく、期待程度にとどめるべきでしょう。 (類似内容の記事 :
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2.保湿効果
海藻由来ではないBG(1,3-ブチレングリコール)やグリセリン等の保湿成分を配合した海藻パックもどきの商材は別として、国内で流通している本格的な海藻パックのほとんどは、緑色海藻パックです。使用されている海藻は、ラミナリアディギタータ(昆布)である場合がほとんどです。
弊社はしばしば百貨店/デパートさん等で実演販売をさせて頂いていて、多くのお客様といろいろなお話をさせて頂きます。その際にお客様より貴重なご意見を頂戴し、製品化に役立たせて頂くこともございます。海藻パックも話題にのぼるのですが、ほぼ100%のお客様は、「引き締め効果はあるが、保湿効果がない。」とのことです。すべて緑色海藻パックとのことですから、使用されている海藻はラミナリアディギタータで、まず間違いないでしょう。。
たしかに昆布には、フコイダンやアルギン酸などのヌルヌル成分が、多量に含まれています。ラミナリア・ディギタータの場合は、乾燥体におけるフコイダンとアルギン酸含有率は、合わせて30〜40%と驚異的です。しかしこれらのヌルヌル成分は、潮間帯に自生する故の防衛のためのものです。引き潮の際には昆布の葉状体が空気にさらされますが、ヌルヌル成分を身にまとって、次の満ち潮まで耐え抜くわけです。あくまでも昆布の表面を覆っているにすぎず、これらの成分は高分子です。人間の角質層には浸透しないため、本当の意味での保湿効果は望めないということです。
しかし前出の海藻工業研究所によれば、海藻によっては独自の微細なMMF(保湿因子)を持っている種も存在します。この海藻を配合することにより、保湿力の海藻パックを製造することができるわけです。弊社は保湿力のある豊潤海藻モイスチャラルガを採用し、これだけでは逆に引締め効果がないために、ハリコドメルも組み合わせました。その結果、他の海藻パックとはまったく色合いの違う、非緑色海藻パックとなったわけです。
3.保湿効果のある海藻パックで実現できること
この項にては非緑色海藻パックに限定した、効果について記述致します。
−1.テカリ/脂浮きの改善
保湿力が高ければ、まずTゾーンのテカリや脂浮きの解消が、可能となります。テカリ/脂浮き現象があらわれる脂性肌や混合肌は、乾燥肌の一種です。角質層内が乾燥しすぎ、それ以上の乾燥を防ぐために皮脂を多量に分泌して、お肌をべっとり皮脂で覆ってガードするわけです。お肌が潤っていれば、テカリは生じません。
じつは非緑色海藻パックがイチバン活躍できるのが、ブライダルエステです。挙式や披露宴時には、てかって欲しくないと、ほとんどの新婦様はお思いでしょう。鼻頭や小鼻のテカリが原因で、記念写真での美観が、台無しになってしまう場合も! 非緑色海藻パックの保湿効果の持続性があるため、弊社ではエステサロン様には、目的とする期日の前日/前夜の施術をおすすめしております。角質層が潤った状態で時間をおいたほうが、よりお肌が美しくなる傾向があるようです。
−2.毛穴の引締め/毛穴レス効果
毛穴カバーできる下地クリーム探しでお悩みの女性は、決して少なくないようです。
開いた毛穴は埋めて隠せばよい!
そのように安易に考えていたら、後々悩みが増大するばかりです。毛穴がますます大きくなり、収拾がつかなくなってくるからです。開いた毛穴が黒ずんで汚れているからといって、毛穴パックなどの強力な粘着力にたよれば、強烈な副作用が待っています。必要な角質層の表皮も剥ぎ取ることで肌バリアが損傷を受けて、お肌の保水力が失われるからです。
毛穴の開きの原因は、お肌の極度な乾燥です。毛穴まわりのお肌も痩せてしまっているから、毛穴がポッカリ大きく開いてしまうのです。毛穴周囲の皮膚がちゃんと潤っていてプルンとしていれば、毛穴は閉じます。非緑色海藻パックの保湿力であれば、簡単に実現できます。もちろん緑色海藻パックは保湿力に乏しく、開いた毛穴の改善/解消はほぼ間違いなく不可能でしょう。
−3.いちご鼻の改善/解消効果
これまで述べてきました「テカリ」と「毛穴の開き」が複合した状態が、いわゆる「苺鼻」です。いちご鼻改善を宣伝しているエステサロンさんで施術を受けても、なかなか満足できる効果は得られないのが実情のようです。毛穴吸引などで角栓を吸い取ったとしても、毛穴が閉じなければ根本的な解決にはなりません。
保湿力の高い非緑色海藻パックであれば、改善・解消することは充分可能です。しっかり潤せば、いちご鼻は解消できます。なんら難しいことは、ございません。
−4.粉ふき肌(肌粉ふき)の改善/解消
粉吹き肌とは、お肌が乾燥しすぎて、白っぽく見える状態のお肌を指します。唇の際まで粉がふいている場合は、隠すためのメイクに時間もかかるようです。またお顔のほか、膝下の脛(すね)なども、粉ふき肌になる場合があります。改善できずにお悩みの方は、決して少なくないようです。
この粉吹き肌のお手入れにスクラブ剤で研磨する方もおられるようですが、それはまったくの逆効果となります。スクラブ剤が必要な角質層まで削り落としてしまう、危険性があるからです。角質層が傷つきザラのようにスカスカになれば、ますます粉吹き肌は悪化していくでしょう。
潤い効果の高い海藻パックであれば、粉ふき肌をきれいに仕上げることが可能です。なんら難しいことはございません。 (
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4.美白効果や黒ずみ・くすみ改善効果
海藻に含有されるビタミンCは、とても優秀です。その昔あのバイキングは、ビタミンC不足で生じる壊血病を、海岸に浮遊する海藻であるヒバマタ(フーカス/フュカス)を食むことで、防止したとされています。じつは海藻は、ビタミンCの宝庫でもあります。
ビタミンCはご存知のように、メラニン生成を抑えるとされています。このためかインターネット上では、美白効果を標ぼうした海藻パックが、数多く販売されているようです。しかし化粧品レベルの海藻パックの場合は、美白効果は期待する程度にとどめておくべきでしょう。
海藻パックにイチバン期待すべきことは、単純な美白効果ではなく、お肌を健康に保つことができる効果だと、アルガアイは考えます。なぜなら健康なお肌は保水力があり、血行が促進されて新陳代謝も活発であれば、透明感のあるお肌(透明肌)へ自然と導かれます。くすみのない健康で美しいお肌は、安っぽい美肌効果では得られないでしょう。
ここで読者様へのアドバイスですが、美白効果が宣伝されていて、且つグリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)やカンゾウエキスが配合されている海藻パックは、避けたほうが無難でしょう。同成分は血行を阻害することにより、一時的にお肌を白くさせることが可能です。その美白効果は時間がたてばもとに戻る偽美白効果であり、美白されている間は新陳代謝は滞り、その分お肌の美しさは確実に失われます。(詳しくは
「グリチルリチン酸の偽美白効果」の記事
をご参照) また、グリチルリチン酸ジカリウムがもつ副作用でお肌が糖化して老化を促進する疑いもあります。(詳しくは
「グリチルリチン酸に老化の疑い」の記事
をご参照) 海藻パックに限らず、グリチルリチン酸ジカリウムは美白が宣伝される化粧品によく配合される化粧品成分です。ぜひご注意下さいませ。
5.脂肪燃焼やセルライト・むくみ解消等デトックス
インターネット上では海藻パックの効果についてさまざまな情報が書かれ、販売されています。しかしなかには、「?」と思えるような効能も書かれています。
たとえば、「海藻パックにはヨードが含まれていて脂肪を燃焼する。」といった宣伝です。はっきりいって、これは事実ではありません。たしかにヨードは、脂肪分解につながるミネラルです。ヨードは甲状腺に取り込まれたのちに、チロキシンという脂肪燃焼に関与するホルモンの材料となります。そのホルモンの生成には、一週間かかります。
ということは、皮膚から直接取り込んでも、その部位の脂肪燃焼としては働かないということです。それであれば、海藻を食していたほうが、ずっと脂肪燃焼効果はあるでしょう。
海藻には海中のミネラルを吸収し、ため込む性質があります。そのミネラルを肌上で放出・吸収させるのが、海藻パックの大きな性質のひとつです。その海洋ミネラルがお肌に吸収される時にイオン交換が起こり、肌上がポカポカと発熱します。これはスマホを充電すると、本体が熱をもつことと同じ理屈です。
そしてこのイオン交換が起こるタイミングはさまざまです。たとえば陽イオンのマグネシウムの場合は、海藻パック塗布後間もなくイオン交換が生じます。そして陰イオンであるヨードの場合は最も遅く、塗布後24時間後に生じます。
海藻パックにはさまざまなミネラルが含まれているため、塗布後24時間ポカポカする傾向があります。このポカポカ効果が血行や新陳代謝を促進させることにつながることから、デトックス効果とつながるのでしょう。そういう意味では、この宣伝文句は間違いではないでしょう。
またセルライト解消やむくみ改善等のデトックス/毒素排出に関しても同様に、たいした効果はないとお考え下さい。はっきり申し上げて、あきれるほどバカバカしい宣伝です。弊社へもこのような効果があるかといったお問合せを頂戴しますが、弊社では「褐藻類を食したほうがずっと効果的です。」とお答えしております。女性の場合は昆布を食し過ぎると甲状腺を傷める危険性があるため、ヨード含有量が穏やかなメカブやモズクが効果的でしょう。これら褐藻類のネバネバ成分は血管内をキレイに整備して、血の道を確保する能力があります。体内からのデトックスをするわけですから、薄っぺらい皮膚に作用する海藻パックとは、効果がぜんぜん違うわけです。まずはそちらのほうをお試しになられてみて、いかがでしょうか・・・。(類似内容の記事:
ココログ@
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以上のように簡単ながら、海藻パックで得られる美肌効果について、述べさせて頂きました。もし非緑色海藻パックにご興味ございましたら、ぜひアルガアイの非緑色海藻パック「マスクダルモール」を、お試し下さいませ。全国送料無料です。
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