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オーガニックコスメでアナフィラキシーショック?
〜危険成分は加水分解コムギだけではない〜
この一連の記事は、オーガニック化粧品や自然派化粧品の、悪口を書くものではありません。いわゆる自然派化粧品に対する過信による健康被害を避ける、または重篤化を免れていただくのが目的です。あらかじめお断りしておきます。
(オーガニックコスメ の本当を知ろうシリーズD)
オーガニック化粧品に関する
前回の記事
では、自然派化粧品にこだわる方のほうが、化粧品を雰囲気で選択する方よりも、重篤な肌トラブルに遭遇しやすくなる可能性についてかきました。今回は前々回の記事「自然派化粧品のほうが肌トラブルを起こしやすい?」の続きとなりますが、さらにもっと重篤な危険性、たとえば生命に危険が及ぶような症状に悪化する可能性についても、知っておく必要があるでしょう。
たとえばクリームの基材に使用される「大豆レシチン」は、もちろん大豆を原料とする成分です。もし大豆にアレルギーがある方が使用した場合は、アナフィラキシーショックを起こす危険性があるようです。症例はまだまだ少ないですが、アトピー性皮膚炎の患者さん団体等で、注意喚起されています。
ノンケミカル/脱ケミカル志向自体は、まちがった化粧品選びではないと思います。また「大豆レシチン」が、危険な成分であるというわけではありません。しかしほとんどの天然成分には、アレルギー引き起こし、場合によってはアナフィラキシーショック死亡事故の危険性があることを、認識しておく必要があるのではないでしょうか。
化粧品原料よりも食品原料のほうが高い安全性が求められる!
身体に塗るもの(化粧品)よりも口にするもの(食品)のほうが基準が厳しい!
日本では上記のことがらを正しいとお思いの方が、少なくないようです。しかしフランスなどのEU諸国では、一般的には化粧品原料のほうが厳しく取り扱われます。日本の常識はEU諸国の非常識であり、これが化粧品による健康被害という現象につながるようです。
口から体内に入る場合(経口摂取)には、いろいろな関所を通ることになります。しかし表皮、とくに粘膜を通して体内に入る場合(経皮摂取)は、ある意味無防備なのです。同じ成分であっても、食品ではアレルギーを起こさなくとも、化粧品でアレルギーを起こしてしまう場合があるわけです。加水分解コムギ成分によるアナフィラキシーショックも、経皮摂取した成分によって、アレルギーが引き起こされたと考えられています。
なお、人体にはもともと身を守るために、「皮膚炎」という自己免疫作用が備わっています。人体に有毒となるアレルゲンなどが経皮摂取されようとするときに示す拒否反応で、一般的には「アレルギー性皮膚炎」と呼ばれています。この大切は働きを無効化するのが、甘草抽出成分のグリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)やカンゾウ根エキス(カンゾウエキス)です。
天然由来成分としてこの化粧品成分が、オーガニック化粧水や美容液などの化粧品や薬用化粧水などに、配合されることがよくあります。塗布後に著しくお肌が白くなるようであれば、それはグリチルリチン酸ジカリウムのステロイド様作用による偽美白効果であるため、注意が必要です。加水分解コムギによるアナフィラキシーショック事件を引き起こしたお茶石鹸には、グリチルリチン酸ジカリウムがしっかりと配合されていたという事実は、決して忘れてはならないでしょう。その他にも同化粧品成分には、長期連用することによる弊害も!
次回の記事
では、オーガニック化粧品によって肌トラブルを生じているのにもかかわらず、使い続けてしまうパターンについて書きたいと思います。
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