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やはりセッケンのほうが安全!
石鹸 vs 合成洗剤B
前回まではシャボン玉石鹸の先代の社長様の貴重な著書「自然流せっけん読本」の内容に触れながら、
@自然派オーガニック洗剤の危険性
と、
A石鹸洗剤の上手な使用方法
について、記述させていただきました。今回はその反対の立場をとられる、大矢勝氏の著書「石鹸安全信仰の幻」の内容についてです。
じつはこの本も前回の本と同じく、アトピー性皮膚炎の患者さん団体の理事長さんから、貸していただいたものです。現在私はオーガニック洗剤の開発を進めていることから、相反する2つの意見を考察し、広い視野をもって家庭用洗浄剤について考えるべきとの、理事長さんの温かいご配慮であったと思います。まことにありがたい限りです。
著書名が示すようにこの本は、合成洗剤と比較しながら、「石鹸はそれほど安全ではない」と主張している本です。合成洗剤の危険性が大きく叫ばれているため、バランスをとるための本であると、私は理解しています。主張されている大事な点は、下記のことであると思います。
@
LAS等の合成洗剤使用における、発ガン性や発ガン補助性・催奇性はない、もしくは希薄であること。(焼き魚のお焦げと同レベル?)
A
石鹸カスが固まりとなって、長らく分解されないことがあり、必ずしも石鹸のほうが環境に優しいとは言えない。
B
アトピー性皮膚炎の患者さんの場合は、洗濯用石鹸洗剤の使用により、症状が好転している例が多い。(石鹸洗剤のほうが、スキンケア性において優位。)
C
石鹸はアルカリ性が高いと、皮膚等へのダメージが大きい。
@については、「自然流せっけん読本」についても、ほぼ同意見でした。ただし、一部の大手メーカーさんの合成洗剤、およびヤシ油脂肪酸アルカノールアミド含有を含有している自然派洗剤や、マルチ商法で販売されている殺精子剤を洗浄成分とした自然派洗剤は、人体や環境に対する毒性・危険性が大きい可能性があることに気をつけるべきでしょう。
Aについてはどのような状況下のことについて指摘をされているのか、正直なところよくわからない点です。しかし直接河川にたれ流しをするのではなく、しかるべき浄化槽で処理されれば、問題なく分解されるものです。
B石鹸洗剤はアトピー肌にとても優しいということで、あらためて議論する必要もないでしょう。
Cについては、石鹸の用途やすすぎに気をつけて、もっと石鹸をうまく使いこなすべきとの、石鹸に対しての温かいエールと捉えるべきでしょう。アルカリ度が高いものを肌に直接使用すると、当然ながら肌を侵します。肌に直接使用するセッケンは、アルカリ性がマイルドなものを使用すべきです。洗濯用として使用する場合は、すすぎを充分に行う、またはクエン酸や食酢等で中和リンスを行うほうが、無難といえます。
2冊の本を読み終えて感じるのは、やはり人体への安全性・スキンケア性や環境保護を考えるのであれば、合成洗剤よりも石鹸のほうが優れているということです。それと同時に、過剰に「合成洗剤に発ガン性」だとか「発ガン補助性がある」だとも、言うべきではないと思います。根拠もなく、または希薄な根拠で合成洗剤を非難することは、逆に石鹸の信頼性を低下させてしまう恐れがあるからです。
ただし低濃度のため合成洗剤に含まれる蛍光剤の発ガン性が低くとも、繰り返し河川や海に流れ込むことを考えると、与える影響は小さくはないでしょう。また石鹸に比べれば合成洗剤の歴史が浅いため、これから新たな問題が発覚することも考えられます。ある意味人類全体での、人体実験であるとも言えるでしょう。
以前の記事
でも記述させていただきましたが、血液が合成洗剤を避けるかの現象を、私は目の当たりにした経験もあります。
このような議論をするまでもなく、合成洗剤しか使用されておられない方は、ぜひ石鹸を一度お使い下さい。メイク落とし等の洗顔料としても、とても安全性が高いです。また石鹸だけでなく、重曹とクエン酸を組み合わせることにより、ご家庭内の洗浄はおおよそカバーでき、合成洗剤が必要ないことが実感できると思います。
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