トップページ
会社情報
美容・健康情報館
お問合せ
タラソテラピーとは
製品一覧
キャンペーン
ショッピング
化粧品成分/美容・健康情報 AtoZ 記事一覧へ
昆布(コンブ)のヨード含有量について
数十グラムの昆布摂取が危険な理由(3/16)
(最新のヨード含有量の記事は
コチラ
です)
本体のホームページに「コンブの摂取量」とか「ヨードの含有量」などのキーワードで、アクセスが高くなってきています。きっと多くの方々が、昆布の適正な摂取量をお知りになりたいのではと思います。そこで今回は、昆布のヨード含有量について、アルガ・アイ流に記述させていただきます。
以前はスーパーさんで販売されている昆布の袋に、ヨード含有量を表示していた商品もありました。しかし最近は、ヨード含有量を示した商品は、ほとんど見当たりません。これは私の推察になりますが、あまりヨードのことを突き詰めたら、日本の食文化を否定することにつながるという理由によるためだと思われます。(このことについては、別途お伝えいたします。)消費者にとっては、ここが悩ましいところなのです。
国は一般的には、昆布(コンブ目・コンブ科・コンブ属)のヨード含有量を、1グラム当たり1〜3mgと考えているようです。しかし私は、この数値は低めであると思います。私は3〜6mgと考えています。その根拠は、以下の通りです。
@以前店頭で、ヨード含有量が100gあたり300〜400mgの表示の昆布を見かけた。
Aフランスに自生するラミナリア・ディギタータ(学名:Laminaria Digitata)のヨード含有量は1グラムあたり6mgを越すことは珍しくない。(フランスでは6mgを越すと、食品では流通できないので、化粧品用途などに転用することとなる。)
B上記のラミナリア・ディギタータは、真昆布(学名:Laminaria Japonica)の近似種である。
C採取された季節ごとや地域ごとによる、コンブ属のヨード含有量の比較調査がされたという調査や文献が見当たらない。(もしご存じの方がいらしたら、ぜひ私にお教え下さい。)
D国の数値は古いものであって、最新のヨードの定量分析方法でない可能性がある。(分析方法によって、大きな差が生じると言われています。)
昆布の採取時期や海域などで、ヨード含有量は大きく変動します。フランス・ブルターニュの場合は潮位差が大きく栄養豊富な海なので、とんでもなく高い含有量となります。しかし日本でも同じような条件が整わないとは言い切れません。そこでとりあえず上限値を6mgとし、下限値を国の上限値に合わせたわけです。
「1日あたり50グラムの昆布を食して放射能に備えよ」といったメールの最大の危険性は、じつはここにあります。買い占める場合は同じロットとなります。そのロットの昆布がグラム当たり6mgのヨードを含んでいたとしたら、長期において毎日300mgのヨード摂取となります。余りにも無茶苦茶すぎる数値です。甲状腺の病気のリスクが高まるのは、50mg/日からです。
過去のブログ記事でも私は大袈裟なほど記述していますが、昆布は味方にするととても心強いパートナーなのですが、甘くみくびると、甲状腺の疾病という、とんでもないしっぺ返しを食らいます。ある意味、不治の病なのです。女性はとくに注意が必要です。昔の日本人は経験的に、その知恵を身につけていました。
一昔前は昆布を短冊状にカットした、「カム」というお菓子が、どこのお店でもありました。調味料などは一切加えられていないのですが、上質な昆布を使用しているために、なんとも言えない旨味がありました。とてもおいしくてついつい1箱全部食べてしまうのですが、そんな時は「昆布が食べすぎたら毒!」と、母親からよく叱られたものでした。
昆布の理想的な摂取量に関する疑問につきましては、他のブログ記事に記載していますが、もう一度わかりやすくまとめて、近日中にブログアップさせていただきます。
追伸
まだまだ全てではないですが、被災地によっては温かいお味噌汁が供給されるというニュースを本日ききました。他の被災地にもおいしいお味噌汁が供給されるように、昆布の買い占めはやめましょう。ご本人の健康を害するだけでなく、被災者のみなさんを苦しめることにつながります。
化粧品成分/美容・健康情報 AtoZ 記事一覧へ
ページトップへ
Hatena
Ameba
Facebook
Twitter
Instagram
無断転載は、ご遠慮下さいませ。