トップページ
会社情報
美容・健康情報館
お問合せ
タラソテラピーとは
製品一覧
キャンペーン
ショッピング
化粧品成分/美容・健康情報 AtoZ 記事一覧へ
とろみ化粧水 vs さっぱり化粧水
〜 乾燥肌対策では角質層内への浸透が重要! 〜
とろみのある化粧水のほうがさっぱりタイプの化粧水より、保湿効果があるといった宣伝がよくなされています。また、とろみ感のある化粧水のほうが保湿効果が高くて乾燥肌対策に適しているとお考えの方は、決して少なくないようです。はたして本当のことでしょうか?
たしかに化粧水にとろみがあれば、お肌の上に厚みを持たせて塗布することが可能になります。その結果塗布した化粧水が蒸発するまでに、時間をかせぐことができるということになります。これを実際に実践しているのが、昆布やワカメなどの褐藻類です。これらの海藻は潮間帯に生息するために、1日に2回の引き潮という、生命の危機にさらされます。この危機にこれら褐藻は、アルギン酸やフコイダンなどのヌルヌルねばねば成分を分泌して葉状体を覆い、満ち潮まで耐え抜くわけです。
しかしこれはあくまでも体表の潤いであり、内側の潤いではありません。すなわち、人体でいえば肌上をヌルヌルさせているだけで、角質層内を潤しているわけはないのです。もっと端的な言い方をすれば、肌上がベタベタべたついているだけの状態です。
弊社のアドバイザー医師の北廣美先生(奈良県三郷町 医療法人やわらぎ会理事長/日本の代替医療分野の第一人者でとても有名な先生)によりますと、れば、大半の女性はとろみ感があってベタベタするスキンケア商材でだた単にべたついている状態を、しっとり潤っていると錯覚される傾向があるとのことです。そして肝心な角質層内は、砂漠化してしまっている危険性があるとのことです。要するに、乾燥肌対策にはぜんぜんなっていないというわけです。
したがいまして、とろみ化粧水のほうがさっぱりタイプの化粧水よりも潤い効果が高いという理論は、まったく成立しません。ヌルヌル成分が角質層内へ浸透するのであればお話は別ですが、実際には化粧水塗布後ずっと肌上がべたついています。むしろ角質層内への保湿成分の浸透を考えると、さっぱりタイプの化粧水のほうが角質層の奥まで浸透しやすいという別の見方があります。少なくとも弊社の経験では、サッパリとしたとろみのない化粧水であればコットンパフを使わなくとも、手のひらの上の化粧水をお肌が吸い込んでいきます。ただし角質層へ浸透するように設計された、処方であることが必須条件となります。
弊社は海藻パックを扱っていますが、どの海藻であっても角質層内の潤い効果があるわけではありません。国内で出回っている海藻パックは、大半が緑色です。これはラミナリア・ディギタータという、真昆布の近似種の昆布を配合しています。既述のように昆布のヌルヌル成分では、乾燥肌対策にはならないのです。お肌を引き締めるのと、お肌に多少のビタミンCを浸透させる程度が、緑色海藻パックの美肌効果なのです。(弊社の場合は、引締め効果のためと潤いのための海藻を配合した非緑色海藻パック。)
弊社は手作り化粧水の材料や容器も販売している関係上、自称「超乾燥肌」のお客様とお話する機会が多くあり、体験談をたくさん頂戴します。やはりほとんどのお客様はとろみ有りのほうが保湿効果が高いとお考えのようでしたが、弊社製品をお使いになられると、お考えを変える方がとても多いのです。たとえば弊社の海藻パックはベタツキは限りなくゼロに近いのですが、角質層内がしっかり潤うため、乾燥肌が原因で開いていた毛穴も閉じて、テカリも簡単に抑えることが可能です。
たとえばグリセリンはとてもベタベタする、化粧品成分です。ですから角質層への浸透力の低いグリセリン配合ローションをお肌に塗布した場合は、いつまでもヌルヌル感やベタベタ感が肌上に残ります。しかし浸透力の高い処方であれば、たとえグリセリン配合ローションであっても、ほとんどベタツキはありません。グリセリンを含む保湿成分の大事な点ですが、すべての状況において保湿成分は、お肌に潤いを与えるとは限りません。保湿成分というものは、角質層内に浸透してこそ潤い効果を発揮します。角質層内の保湿成分が、周囲から水分を引っ張り込むからです。しかし保湿成分が肌上に残っていると、角質層内の水分を肌上へ引っ張り上げて、角質層内を砂漠化することもあるわけです。
アルガアイ的には、化粧水や美容液を含めてスキンケア製品には、とろみは基本的に必要ありません。とろみあり化粧水のメリットをしいて挙げるのであれば、手のひらからこぼれ落ちにくいという程度でしょうか・・・。
(
ココログの関連記事
)
(
アメブロの類似記事
)
(
はてなブログ縮小版記事
)
化粧品成分/美容・健康情報 AtoZ 記事一覧へ
ページトップへ
Cocolog
Ameba
Hatena
Blogger
Facebook
Twitter
Instagram
無断転載は、ご遠慮下さいませ。