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化粧水等コスメのキャリーオーバー
無添加化粧品の甘い罠名
弊社はできることならと、無添加コスメを作っていきたいと思っています。しかし当り前のことですが、好き好んで防腐剤を添加している化粧品メーカーは、まずありません。中身が腐ってしまったら消費者の皆さんは身体的に、メーカーは経済的にダメージを受けるので、仕方なく添加しているわけです。添加されている防腐剤等の添加物が明確に記載されていれば、弊社はそれはそれでよいと思います。問題は、添加されている防腐剤などの刺激物が表記されていない場合です。
弊社は某バラエティショップさんで、しばしば海藻パックのマスク・ダルモール ブリアンの実演販売をさせていただいています。手の甲で実際にお客さまに試していただくわけですが、その15〜20分の間に、「無添加化粧品を使用しているのに、肌に炎症が起こる。」などと苦労話をうかがいます。そしてそのように言われるお客様のほとんどの方は、『キャリーオーバー』という言葉をご存知でないのです。2001年4月より、化粧品には『全成分表示』が義務付けられました。「販売される化粧品には、すべての原料を記載しなさい。」という、国からの命令です。しかし原料に含まれる防腐剤などを、表記する義務までは課せられていません。ここが大きな落とし穴となります。
たとえば植物エキスを例にとると、植物成分そのものは安全性が高いものであったとしても、抽出するためにはヘキサンなどの溶剤を使用します。また抽出した成分が腐らないようにと、パラベンなどの防腐剤が添加され。化粧品原料として完成します。その原料を化粧品の製造に使用した際には、当然ながら先ほどの溶剤や防腐剤が、最終製品にも混入し、残留することとなります。この残留する成分が、『キャリーオーバー』と呼ばれるものです。海外産のエキスであれば赤道直下を通ることもあるために、それ相応の高濃度の防腐剤が使用されているでしょう。消費者保護の立場をとっているメーカーであれば、このキャリーオーバーも細かく表記されています。化粧品工場でパラベンを配合していなくとも、正直に『パラベン』と表記するわけです。正直に『パラベン』『アルコール』などと表記していれば、パラベンやアルコールを避けたい方は、買わずにすむからです。
弊社製品の製造会社(協力会社)である渇タ香園さんは弊社製品以外の化粧品をいろいろと製造していますが、消費者であるお客さんの安全を考えて、必ずキャリーオーバーも記載しています。このような素晴らしい化粧品会社さんに弊社製品を製造していただいていることは、弊社の誇りでもあります。しかし現状は、佳香園さんのようなコスメ会社は少ないのではと思います。原料に含有されるパラベンは記載せずに、製造の際にあらたに加えたフェノキシエタノール(旧指定成分ではないものの、やはり防腐剤)のみを記載したコスメなども見受けられます。フェノキシエタノールはパラベンとの相性が良く、パラベンの力を借りながら防腐効果を上げることができるのです。もっといえば、防腐剤がたっぷり入った原料を使用すれば、見かけ上の『無添加コスメ』が出来上がるわけです。
弊社は海水や海藻を有効成分としている化粧品が主体ですが、困ったことに海藻エキス(紅藻エキスや褐藻エキス)を含んだものローション等トラブルを起こした方が、驚くほど意外と多いのです。海藻、とりわけ渇藻は本来抗アレルギー効果に優れておりく安全性が高いのですが、『海藻』=『危険』と判断しているお客さまさえいらっしゃるほど、キャリーオーバーによるかなりのダメージがあったのではと思われます。海藻成分を売りにしている弊社としては、お気の毒であり、また複雑な気持ちです。お肌が弱いとお感じの方はご購入前に、必ずメーカーにキャリーオーバー成分も確かめておきましょう。われわれメーカーには、お答する義務があると思います。どうぞご遠慮なくご質問下さい。あなたのお肌を守るのは、あなたご自身ですから!
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