トップページ
会社情報
美容・健康情報館
お問合せ
タラソテラピーとは
製品一覧
キャンペーン
ショッピング
化粧品成分/美容・健康情報 AtoZ 記事一覧へ
サプリメント/健康食品の必要性
2006年度版(最新版は作成中)
あああ
05年7月に、大手の新聞社より発刊されている週刊誌に、サプリの落とし穴についての記事がございました。これは同社の専門家が書かれた記事で、サプリに頼りすぎる風潮に警鐘をならそうとしたものです。多くの点で共感はいたしたのですが、これでは消費者の方に大きな誤解を与えるのではと思える点が一つだけございました。それは「日本人は普段の食事で、(ビタミン・ミネラルの)必要量はほぼまかなえている。」と記述され、概ねサプリは必要ではないと締めくくられていました。やはりサプリは必要ないのでしょうか。
その主張とともに掲載されていた「ビタミン・ミネラルの充足率」の表ですが、
03年(平成15年)国民健康・栄養調査
より、男女各20〜49歳の各栄養素の摂取量を抜粋した後平均化させ、その数値を05年版食事摂取基準の推奨量で割って、栄養素別、男女別に充足率としてまとめたものでした。たとえば葉酸の場合は女性の充足率は114%となっており、葉酸はしっかり摂取できているように見えます。同調査をご覧いただければ、女性の20〜29歳の摂取量は258μg、30〜39歳が263μg、40〜49歳が301μgで、平均すれば274μgとなり、それを
05年版食事摂取基準の推奨量
の240μgで割れば、確かにその数値になります。しかし注意深くこの推奨量の説明書きをご覧になっていただきたいのです。小さな文字で「
妊娠を計画している女性、または妊娠の可能性がある女性は、神経管閉鎖障害のリスク低減のために、400μg/日の摂取が望まれる。
」と記述されているのです。要は母体となった時点で400μg/日を摂取していなければ、胎児が奇形児になるリスクが高まるという意味です。この週刊誌でもこの点は、まったく素通りでした。
「つい勢いあまって・・。」などと理由はいろいろありましょうが、『出来ちゃった婚』という想定外のおめでたいお話は、世の中にはいくらでもあります。ですから自然に考えれば、少なくとも15歳から49歳の女性の葉酸の推奨量は400μgであるべきのはずです。なぜ240μgのままであったのかということにつきましては、基本的には通常の食事で摂取しうる量を書くべきであるというのが理由だそうです。実はこの葉酸につきましては、05年版の前の第六次改定版では200μgで、少なすぎると欧米各国から非難をされていたのです。この影響もあったせいか、05年版の策定の際はかなり紛糾していたとの、内情に詳しい方から聞きます。
そして先ほどの妊娠に関する記述のすぐ下に、「葉酸の摂取状況:平成15年の国民健康・栄養調査で男性は平均316μg、女性は平均304μg摂取しています。男女ともほぼ必要量を充たしているといえます。」と説明がなされています。はたしてこの言葉を額面どおりに理解してよろしいものでしょうか。再び
03年(平成15年)国民健康・栄養調査
で照会してみますと、20代の女性で258μg、30代の女性で263μgです。そして一番よく摂取されている年代は60代で、378μgです。このように
妊娠に縁のある年代ほど葉酸摂取量は低い
のです。すなわち普通に考えれば、妊娠に縁のある年代の女性は、通常の食事以外にも葉酸を摂取したほうがよい、いやすべきであると考えるのが妥当ではないでしょうか。
なぜ欧米各国に批判されながらも、今回のように一流新聞社の編集者にさえも誤認させるような推奨量の表記のしかたになったのでしょうか・・・。これはあくまでも感覚的なことですが、(独)国立健康・栄養研究所にはサプリを否定する方が少なからずいらっしゃるようです。05年版栄養摂取量の策定直後の説明会を私は公聴いたしましたが、実際サプリを否定するような発言をされる先生もいらっしゃいました。栄養は日々の食事で摂取すべきであり、サプリで補給するのは邪道であると、私には聞こえてしまいました。実際サプリを嫌う方はたくさんいらっしゃいます。関西のとある自治体の薬事の監視を行っていらしゃる方が、「医薬品以外に錠剤やカプセルの形状をしているものはおかしい。」とさえ、公の場で(法に反する)持論を主張された場にも居合わせたこともあります。そのようなお立場の方々は表に400μgと書きにくいわけです。主義主張は大事でしょうが、赤ちゃんが無事に産声をあげることの方が大事であると思うのですが・・・。
そしてもうひとつ大事なことですが、生産性を優先させた野菜にはそうでない野菜に比べて、ビタミンなどの栄養素の含有量が著しく少ないことも指摘されております。しかし上述の栄養調査はあくまでも、栄養がたっぷりと含まれた野菜でカウントします。
以上のことを普通に考えれば、通常の食事だけでは充分に栄養を摂取することは困難であり、もはやサプリは必要と考えるのが妥当ではないしょうか。またサプリには特定の疾病や症状に対して、大きな実績をあげているものもあります。なお(独)国立健康・栄養研究所には、サプリを積極的に健康に寄与させるべきとお考えの先生もいらっしゃいます。その方は食品機能研究部長の斎藤衛郎氏で、
サプリ消費者の方にとてもわかりやすくかつ心のこもった論説
がございます。葉酸以外にも摂取不足に気をつけるべき栄養素も親切にピックアップされています。ただし摂取量は第六次改定版ですので、その点だけはご承知おき下さい。(公開期間が切れているために、削除されてしまう可能性があります。早めにご覧下さいませ。)
化粧品成分/美容・健康情報 AtoZ 記事一覧へ
ページトップへ
Hatena
Ameba
Facebook
Twitter
Instagram
無断転載は、ご遠慮下さいませ。